YAMAHA BB-2000 [使用楽器・機材・部品紹介]
メインベース物語
俺のBB-2000君はシリアルナンバーが「082770」なので1982年製。
今から40年前に作られた楽器。
BB-2000はとても古い楽器なんだけどJ-Rock、J-PopでBB使いのスペシャリスト亀田誠治さんの人気もあって中古での入手もかなり難しいらしい。
2000年頃に亀田さんもライブ前のウォーミングアップ用に一本BB-2000の中古を探されたらしいけど、状態の良いのは少なかったそうで、カシオペアの櫻井哲夫さんで有名になったのでフレットレスベースに加工されているのが多い。
俺とBB-2000との出会いは、1990年代前半だったと思うが、IRON STEELEというメタルバンドのデモテープにヘルプでベースを弾いた時にある女性から借りたのが切っ掛けだった。
ネックが極太で弾き辛かったが何故かシックリ来たので、その後も時々ベースを弾くときに借りていたら「あげる」と言ったので貰った。
その後、東京でバッタリ昔、奈良でバンドをやっていた頃のベーシストだったKさんと偶然出くわしてバンドをやろうという事になり、Kさんがベースを持っていないというのでBB-2000を貸したんだけど、1回スタジオに入っただけで自然消滅になり、パソコンがクラッシュしてKさんの連絡先が判らなくなってしまった・・・。
それから10年以上経った時に、当時の俺の職場に仕事で来たKさんと同じ会社の人に頼んでKさんの連絡先を教えて貰ってBB-2000が戻ってきた・・・その10年間はケースに入ったままだった。
すり減ることなく10年前からタイムマシンに乗ってやってきた感じ。
そこからBB-2000を担いで色んなバンドやセッションに参加したんだけど、普段ギターを弾いている俺には重くて大きすぎて大変なイメージがあった。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
2012年のブルースセッションで弾いた時のBB-2000
あるバンドでBB-2000を担いで池袋駅からスタジオNOAHに向かって歩いている時に、信号が赤になったので立ち止まろうとしたらベースの重みで慣性が付いて止まれずに数歩進んだ時「これは無理だ!」と音を上げた。
それから激軽なヘッドレスのSTEINBERGERモドキや、ミディアムスケールのYAMAHA MB-3を弾くようになった。
ある時、Superflyのトリビュートバンドでライブが決まった時に、リハで池袋のGATEWAY北口店に持って行った。
ご機嫌で弾いていると、ベースも弾くというギターさんが「それって本物ですか?」と聞いてきたので、弾いてみる?ってなってお互いの楽器を持ち替えた・・・俺はその時初めてギブソンのファイヤーバードを弾いたけど、見た目と違って凄く軽くて弾きやすかった!
俺が「重いでしょ?」と聞くと「いや、普通だと思う」と言われ「そうか!普通なのか!」と嬉しくなって、以後メインベースに昇格した。
ある時からピックアップの調子が悪くなって、2018年にEMGの「PJセット」を入れ替えている。
パーツはペグとブリッジはMOON製で、コントロールは2ボリューム1トーンで、PUスイッチを外した穴にトーンのポットを入れている。
ネックが太いので細くモディファイしようと思ったが、それで音が変わるのが嫌なので止めた・・・BB-2000のファットな音はネックの太さと関係していると思う。
このベースが気に入っているのは持った時のバランスで、俺には凄く重いんだけど、重い分少々の事ではボディーが動かず常に安定しているので弾きやすい。
ストラップが肩に食い込んで痛いのが悩みだったが、Sadowskyの幅広ストラップで解消した。
俺にとってBB-2000とSadowskyストラップはセットで1つの楽器で、相変わらずストラップが肩に食い込んでいたら挫折していたと思う。
BB-2000の音に関しては、俺なんかより上手い人達のコメントを参考にして欲しいが、基本的にはスラップ奏法中心のフュージョン系に適したベースだと思うが、俺はピック弾きでロックスタイルで弾いている。
どんなベースでもスラップ奏法となるとドンシャリ方向に音を作るが、BB-2000は輪郭がシャープなのでスラップ向きだと思う・・・で、その利点はピック弾きでも変わらない。
輪郭がシャープかつ音がファットで音抜けがよい・・・言葉にすれば「バキバキ」ってイメージなので、フレーズをビシビシ弾きまくるには適している。
俺の場合ノーマルピックアップのBB-2000の音を知らないけど、EMGとエフェクターで更にバキバキに磨きを掛けている。
つまり「超うるさいベース」で、バンドアンサンブルのバランスだとか、ギターさんのストレスなんかを気にせず爆音でブリブリ目立つベースを弾くには強力な武器になる。
しかし、「セットネック」なのが原因なのか?下品にならないエレガントな響きがあるので、弾きまくっても「ベースのくせにちょっとやり過ぎだろ!」となりにくい・・・気がする。
音が前に出まくるので「弾けば弾いただけ結果が出る」代わりに、誤魔化しがきかないというかキッチリ弾かないとアラやミスが目立つ「諸刃の刃」だと思うが、俺はギターも同じ傾向が好きなので俺の性格に合っていると思う。
BB-2000があれば他のベースは要らないのだ。
俺のBB-2000君はシリアルナンバーが「082770」なので1982年製。
今から40年前に作られた楽器。
BB-2000はとても古い楽器なんだけどJ-Rock、J-PopでBB使いのスペシャリスト亀田誠治さんの人気もあって中古での入手もかなり難しいらしい。
2000年頃に亀田さんもライブ前のウォーミングアップ用に一本BB-2000の中古を探されたらしいけど、状態の良いのは少なかったそうで、カシオペアの櫻井哲夫さんで有名になったのでフレットレスベースに加工されているのが多い。
俺とBB-2000との出会いは、1990年代前半だったと思うが、IRON STEELEというメタルバンドのデモテープにヘルプでベースを弾いた時にある女性から借りたのが切っ掛けだった。
ネックが極太で弾き辛かったが何故かシックリ来たので、その後も時々ベースを弾くときに借りていたら「あげる」と言ったので貰った。
その後、東京でバッタリ昔、奈良でバンドをやっていた頃のベーシストだったKさんと偶然出くわしてバンドをやろうという事になり、Kさんがベースを持っていないというのでBB-2000を貸したんだけど、1回スタジオに入っただけで自然消滅になり、パソコンがクラッシュしてKさんの連絡先が判らなくなってしまった・・・。
それから10年以上経った時に、当時の俺の職場に仕事で来たKさんと同じ会社の人に頼んでKさんの連絡先を教えて貰ってBB-2000が戻ってきた・・・その10年間はケースに入ったままだった。
すり減ることなく10年前からタイムマシンに乗ってやってきた感じ。
そこからBB-2000を担いで色んなバンドやセッションに参加したんだけど、普段ギターを弾いている俺には重くて大きすぎて大変なイメージがあった。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
2012年のブルースセッションで弾いた時のBB-2000
あるバンドでBB-2000を担いで池袋駅からスタジオNOAHに向かって歩いている時に、信号が赤になったので立ち止まろうとしたらベースの重みで慣性が付いて止まれずに数歩進んだ時「これは無理だ!」と音を上げた。
それから激軽なヘッドレスのSTEINBERGERモドキや、ミディアムスケールのYAMAHA MB-3を弾くようになった。
ある時、Superflyのトリビュートバンドでライブが決まった時に、リハで池袋のGATEWAY北口店に持って行った。
ご機嫌で弾いていると、ベースも弾くというギターさんが「それって本物ですか?」と聞いてきたので、弾いてみる?ってなってお互いの楽器を持ち替えた・・・俺はその時初めてギブソンのファイヤーバードを弾いたけど、見た目と違って凄く軽くて弾きやすかった!
俺が「重いでしょ?」と聞くと「いや、普通だと思う」と言われ「そうか!普通なのか!」と嬉しくなって、以後メインベースに昇格した。
ある時からピックアップの調子が悪くなって、2018年にEMGの「PJセット」を入れ替えている。
パーツはペグとブリッジはMOON製で、コントロールは2ボリューム1トーンで、PUスイッチを外した穴にトーンのポットを入れている。
ネックが太いので細くモディファイしようと思ったが、それで音が変わるのが嫌なので止めた・・・BB-2000のファットな音はネックの太さと関係していると思う。
このベースが気に入っているのは持った時のバランスで、俺には凄く重いんだけど、重い分少々の事ではボディーが動かず常に安定しているので弾きやすい。
ストラップが肩に食い込んで痛いのが悩みだったが、Sadowskyの幅広ストラップで解消した。
俺にとってBB-2000とSadowskyストラップはセットで1つの楽器で、相変わらずストラップが肩に食い込んでいたら挫折していたと思う。
BB-2000の音に関しては、俺なんかより上手い人達のコメントを参考にして欲しいが、基本的にはスラップ奏法中心のフュージョン系に適したベースだと思うが、俺はピック弾きでロックスタイルで弾いている。
どんなベースでもスラップ奏法となるとドンシャリ方向に音を作るが、BB-2000は輪郭がシャープなのでスラップ向きだと思う・・・で、その利点はピック弾きでも変わらない。
輪郭がシャープかつ音がファットで音抜けがよい・・・言葉にすれば「バキバキ」ってイメージなので、フレーズをビシビシ弾きまくるには適している。
俺の場合ノーマルピックアップのBB-2000の音を知らないけど、EMGとエフェクターで更にバキバキに磨きを掛けている。
つまり「超うるさいベース」で、バンドアンサンブルのバランスだとか、ギターさんのストレスなんかを気にせず爆音でブリブリ目立つベースを弾くには強力な武器になる。
しかし、「セットネック」なのが原因なのか?下品にならないエレガントな響きがあるので、弾きまくっても「ベースのくせにちょっとやり過ぎだろ!」となりにくい・・・気がする。
音が前に出まくるので「弾けば弾いただけ結果が出る」代わりに、誤魔化しがきかないというかキッチリ弾かないとアラやミスが目立つ「諸刃の刃」だと思うが、俺はギターも同じ傾向が好きなので俺の性格に合っていると思う。
BB-2000があれば他のベースは要らないのだ。
2022-02-11 23:15