秋旅 信州 Vol.22

迷路の路線

上田駅前でレンタカーを返却し、東京に戻るためKと上田駅に向かう。

Kのスマホによるとギリギリ間に合いそうな時刻に東京行きの新幹線が来るらしいが、かなりの強行スケジュールでヘトヘトなので、細かいことは一杯やってから考えようと言うことになり、駅前の居酒屋に飛び込んだ。




ワイワイ呑んで外に出ると、すっかり真っ暗。




とりあえず切符を買ってホームへ。




北陸新幹線ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━!!!!ー




ASAMA630号車に乗車。




東京では結構混む時間帯だったが、北陸新幹線は自由席なのにガラガラ…東海道新幹線もこれ位空いていれば最高なんだけど…。




大宮でKと別れて新幹線を降りる…そこから先が解り辛かった。

大宮駅は多量の路線が入り乱れていて、俺は武蔵野線に乗り次ぐために南浦和駅に行きたいんだけど、乗り場が判らない。

駅構内に東京駅と同じ位ズラーッと掲示板が並んでいて、列車の行き先が表示されるんだけど、それが何処を通ってどちら方面に向かうのか？が判らない。

駅名もカオスで「浦和」「北浦和」「南浦和」」「東浦和」「西浦和」に「中浦和」や「武蔵浦和」という駅まであるので、東京の人間には全く判らない。

とりあえず勘で電車に乗るが、自分が一体何線に乗っているのか？すら判らない…車内のアナウンスを頼りに浦和駅で降りる。




その方法が正しいのか判らないが、とりあえず浦和駅から京浜東北線に乗り換える。




やっとの事で南浦和駅にたどり着く…エスカレーターが無くて階段なので凄く大変。




武蔵野線の新秋津駅で降りて、今度は西武線の駅まで延々歩く…凄く不便なのに何故か一向に改善されない。




西武池袋線の秋津駅に到着…ここまで来れば一安心。




池袋線の車窓から見慣れた景色が流れていくのを眺めながら…今回の旅を振り返ってみた。

俺は長野市博物館に縄文土器が沢山並べられていたのが、非常に印象に残っている。

中国の唐の時代の書物には、いつの間にか倭国が日本と名乗るようになったと書かれているらしいが…西日本の大和朝廷の倭国と東日本の日高見国が統一したという説があって、今でも天皇即位の大嘗祭は、大嘗宮を２つ作る。

日高見国に至る場所を常陸（ひたち）と呼び、今の茨城辺りから北は日高見国だった。

長野は倭国と日高見国の中間地点なので、色んな古代の文化が入り込んでいるのかもしれない…そんな事を考えていると、あっという間に清瀬に到着した。


最後に、残念なことに我々が旅して廻った千曲川周辺が台風19号によって、堤防が決壊するなどの大被害となってしまい、馬鹿バーガーの三輪トラックは大丈夫だろうか？とか、凄く心配しています。

台風の被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

被災された皆様が、一日も早く平常の生活に戻ることができますようお祈り申し上げます。