秋旅 信州 Vol.15

美ヶ原高原


我々は美ヶ原高原に向かうため、ビーナスラインという道路を目指した。

しかし、急に山道が険しくなり、道幅も狭くなったため「道を間違った」と思った俺は車を停止してカーナビをチェックした。

しかし、ナビは間違っていなかった…長野の山道はちょっとレベルが違って、日光のいろは坂より厳しいのが延々と続く感じなので、紀伊半島の奥吉野を知り尽くしている俺も最初は林道に紛れ込んだと思ってしまった。

急激な坂道が延々続き、ビーナスラインに入ると驚異的な速さで標高が上がっていく。

やがて標高2800メートルを超え、高木が生育できず森林を形成できない「森林限界」を超えた。

Kが横で「一般道でここまで高い場所を走っているのはここ位だ」とつぶやく。

木が無くなると景色がガラッと変わって、空が近くなった感じ。

余りに景色がよいので、道ばたに車を止めて写真を撮る。






俺が撮影に夢中になっていると、Kが「鹿だ！」と叫んだ。

慌ててカメラの液晶から目を反らすと、遠くにニホンカモシカの白いお尻が見えた。

慌ててカメラを望遠にして撮影した。




一面グリーンの芝生に見えるのは、延々とビッシリ笹が生えていた。




やがて美ヶ原高原の道の駅に到着。




雲より高い位置にいるので、雲海が綺麗だった。




道の駅。




不気味な芸術作品…でも、俺はこういうのは好きかもしれない。




道の駅にある展望台からの眺めは、雲で山が見えないのが残念だった。




そこからは上田方面に延々と下り坂を下った。

下りきって暫く走って、道の駅「マルメロの駅ながと」で食事。




蕎麦は飽きたので、今度はうどんにした。




ダイハツの3輪トラックがあった！




俺は３輪トラック好きなので良く覚えているが、三輪トラックとの遭遇は、同じくKと出かけた富士宮市の「まかいの牧場」にあったマツダT2000以来だ。




黄色いホイールが可愛い！




さて、いよいよ今回の旅のハイライトなのだ。