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Innocent Eyes - Marge Litch [My performance Archives]

関越トンネル



ディスクユニオンさん怒濤のMarge Litchリイシュー期間もいよいよ大詰めという事で、当ブログMy performance Archivesでも「Marge Litchの曲」で「現在発売中の音源とかぶらない曲」で極力「激レア」なテイクを探してMarge Litchの膨大なライヴ動画データを深掘りしてきたが、今回はその最終回。

今回紹介する曲は、1990年に極短期間だけ演奏した「Innocent Eyes」を紹介します。

この曲は1989年に制作した「デモテープ6」と、アルバム「Fantasien」の間に作った曲で、超短命に終わってしまった曲。

ボツにした原因は忘れてしまったけど、音楽性をハードプログレ方向に振り向けたMarge Litchの曲調にそぐわなくなったと判断したのかも・・・「Fantasien」で使う為のアレンジに時間を掛けるなら新曲を作る方が楽という判断だったと思う。

ただ、今回のレア曲企画で取り上げた同時期に作った「Change」、デモ6の「Eyes」と今回紹介する「Innocent Eyes」には、もし「Fantasien」路線に向かわなかった時のもう一つの路線としての共通項があると感じる。

また、このMarge Litch流ポップ路線は、消えたわけではなく「Fantasien」の「旅立ち」、「真実の指輪」の「プロローグ」、「悲劇の泉」の「真夏の夜の物語」、「Holy Tonight」や「Precious Holiday」など、作り続けている。

動画は1990年6月17日新潟「WOODY」での演奏。

覚えているのは世良さんが風邪をひいて体調が悪かったのと、ライブ後そのまま機材車で関越自動車道を走って機材車の駐車場がある埼玉県坂戸市を目指して走ったんだけど、凄く怖い思いをしたのを覚えている・・・というかこの出来事があったので今でも覚えているんだと思う。

当時の機材車はマネージャーのP君と俺が交代で運転をしていたんだけど、新潟から東京に向かう関越自動車道を俺が運転しているときに、当時日本一長い「関越トンネル」に入ってしまった。

関越トンネルは始めてだったんだけど、「幾らなんでももうトンネルの出口だろう」と思うんだけど全然終わらなくて、寝てないしライヴの疲れからなのか?車線が2重に見えて車の速度の感覚も無くなった。

幽体離脱というか、全身の感覚が麻痺した感じで凄く怖くなったんだけど車の中は全員爆睡中で、P君を起こしてもトンネルの中だから運転の交代も出来ないので、そのまま根性で走り続けた。

無事トンネルを抜けると何故か全員が一斉に目覚め、関越自動車道から降りたときにはスッカリ夜が明けていた。





しかし、あのトンネルでの出来事は今思いだしても震え上がるのだ。