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勝ちどきのクラゲたち [日々のあれこれ]

プカプカ可愛いクラゲさん




隅田川が浅草方面から流れてきたのが、東京湾に出る前に月島にぶつかる。


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月島と勝ちどきは橋で繋がっている人工島で、高層タワーマンションが乱立しているが、確かに周辺の眺めはよい。


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かちどき橋を渡ると築地~銀座、東京タワーも見える。


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レインボウブリッジも見える。


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反対側は人工島の晴海で、現在オリンピック関係の建物が急ピッチで作られている。

オリンピックが終われば建物を壊し、跡地にオヤクソクの高層タワーマンションを建てる予定らしいが、最寄りの駅は大江戸線の勝ちどき駅らしく、晴海からではとても歩ける距離では無いのでシャトルバスが走るらしいが、バスに乗ってたどり着くのが他より一回り小さな車両の大江戸線って魅力的なんだろうか?

明治~大正時代に埋立地として作られた人工島の勝ちどきは、四方を運河で囲まれている。


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運河と言っても、多少は隅田川の淡水で希釈されていると思うが、殆ど海水だと思う。

台風などで隅田川の水位が上がると、運河に水が入らないように水門がある。


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その運河は、夏場は東京湾名物の赤潮が凄いが、それ以外の時期は普通に綺麗な水で小魚が集団で泳いでいる。

その運河に、桜の季節になるとクラゲさんが顔を出す。

俺なんかはクラゲといえば夏に海で泳いで刺されるイメージで、盆を過ぎて水温が下がるとクラゲが出没した。

しかし、勝ちどきでは春にクラゲが登場する…2年間調査したけど春以外の時期は全く見かけない。


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そういえば、以前房総半島で見たクラゲも冬の海だった。


俺が観察する限りでは、透明のミズクラゲと名前は判らないが茶色いクラゲがいる。


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プカプカフワフワ泳いでいて、凄くかわいい…見ていて飽きない。


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クラゲは見た目の通り、性格はかなり間抜け。

勝ちどきの運河は潮の満ち引きの差が結構あって、潮が引いた時に逃げ遅れたクラゲが干上がっている。

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干上がっているんだけど、悲壮感はない…「もうええやん」って感じ。


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でもクラゲは良い…日々フワフワと潮まかせで漂っているだけで良いから。

クラゲはカンブリア紀からずっと地球に存在し続けている生きた化石なので、生物としては完璧に近い形なんだと思う。

思うに水族館でクラゲが人気なのも、我々は無意識のうちにクラゲの理想的な姿に憧れているのかもしれない。

俺は来世はクラゲになるのだ!