SSブログ

DeNA VS 阪神 2021年4月09~11日 [阪神タイガース]

3タテ[野球]




このDeNA戦で開幕からの対戦チームが一巡した。

阪神は開幕から長旅を続け、漸く本拠地のハマスタにたどり着いた。

もう長旅の疲れを横浜保養所でくつろぎたい感じ。

2位にピタッとくっついている好調広島が巨人との対戦なので、阪神は2位と3位が潰しあっている間に横浜銀行の融資で差を広げたいところ。

阪神の先発は藤浪、青柳、ガンケルの裏ローテだが、横浜バッティングセンターで打ちまくって可能な限り投手陣を温存しておきたい。

阪神はそういう贅沢な思惑を見事に、初戦から9得点獲得で勢いを付けた。

ボール先行で決して楽な投球で無かった藤浪も、やっと今季初勝利。

04.11.01.jpg


そして遂に矢野が木浪を外してルーキー中野を起用した。


04.11.02.jpg


同じく近本も大スランプだが、こちらは木浪のようなエラーをやらかさないのでマイナスでは無い。

ルーキー中野は、阪神の最大の弱点だったショートの守備の問題を見事に解消してくれた。

現在好調の中野で行けるところまで行き、調子が落ちれば巨人から来た山本と併用で良いと思う。

とにかく今回のカードで最大の収穫は中野で間違いない!

3戦目、先発ガンケルの試合は投手戦というよりはお互いが勝ちを譲り合う貧打戦になった。

近本、大山が相変わらず悪いままで、マルテ、サンズも当たりが止まった。

しかしルーキー中野と「星を取ったマリオ」状態の糸原が試合を決め、これで3勝となったガンケルはDeNAの勝利数に並んだ。

三振王の斉藤と変わらない打率の近本は、顔つきが打席に入る前から「ダメです」って感じで、打てる感じが全くしない。

まだ一発もホームランを打てていない大山を4番に入れているのも厳しいが、自動アウトの近本を1番に入れるハンデは厳しく、さっさと陽川に変えるべきだと思うが矢野は我慢して使い続けている。

ボール球を振りまくる佐藤も含めて、自動アウトなハンデをいくつも背負えるのは「チームが勝っている」から出来ることで、負けていれば批判殺到で変えざるを得ない。

勝ちながら試合に出して育てているのは、今年の矢野の成長した部分かも。

今の我慢は後に花開く夢への我慢で、現在絶好調の糸原の勢いが落ちてきた頃に近本が復活出来れば「これ以上はない」という最高の流れになるだろう。

だから、試合に勝っている間は木浪の様なマイナス要素以外はいじらない方が利口だと思う。

3戦全てを観戦したが、阪神の選手達を見て一昔前の神懸かっていた頃の広島を思いだした。

確か金本阪神の頃だったと思うが、全員の足取りが重い阪神の選手達に比べ、広島の選手全員が走攻守全てにおいてワンステージ上の野球をやっていてショックを受けた。

そして、今年は開幕して間がないのに既に目がうつろなDeNAの選手達を相手に、阪神の選手達は大量リードでも集中力を切らさず一枚上の野球をやっている。

特に常に次の塁を狙うどん欲な走塁が目立つし、ルーキー中野など足の速い選手が増えてきたのも嬉しい。

近本と糸原のダブルスチールなんてどこのエリート球団だ?と目を疑った。

イングヴェイが登場して世界中のギタリストの弾きの速さが増した様に、佐藤効果で全員のバットのスイングスピードが上がっている…これは練習の賜物。

気になるのは中継ぎの岩貞、連投時の岩崎位か。

次戦は聖地甲子園で好調広島との戦い…阪神は前回負け越しなのでなんとかリベンジしたい。

マツダスタジアムの劇固マウンドでは無く、甲子園のマウンドで表ローテだから、これはガップリ四つの戦いになるだろう。

その次が移動無しでヤクルト戦なので思い切って行って欲しいのだ。