保田漁港

房総半島温泉旅行～６

館山城を出た我々は、お腹も空いてきたので何か食べようという事になった。

保田漁港にある、漁協直営の食堂「ばんや」に行く。




丁度正午過ぎだったので、店内は満員。




紙に書いて提出する形式で、ものによっては結構待たされる。




俺は寿司を注文した。




ネタの種類は判らないけど、特にコレといった珍しいのは無く、ネタの大きさも普通で、ただ「漁港で取れた新鮮な魚なんだ！」と思って、ココでしか食べられない特別な寿司なんだと自分に言い聞かせて食べた。

Kが注文したのがナカナカ来なくて、俺は先に店を出て漁港を探索に出かける。

店の外ではイカを干したのを即売していた。




漁港の周辺は磯の香りが漂っていた。




俺は山に登っても何も感じずキョトンとしているが、海は凄く癒される。






今回の旅も、磯の香りを嗅げただけで充分満足だった。




海は良い…恐らく俺の海の体験といえば、子供の頃に毎年家族で日本海まで海水浴に出かけた楽しい記憶しか無いのが理由だと思う。

今と違って俺が子供の頃の高度経済成長期の大阪の街は、油が浮き真っ黒なヘドロからメタンガスが吹き出るどぶ川しか無かった…自然の素晴らしさを知らない大阪の子供にとって、若狭湾の海は別天地だった。

ふと水面を見るとミズクラゲがプカプカ浮いている…かわいくて凄く癒される。




小魚も群れで沢山泳いでいる。







ミズクラゲと小魚の群れを見ていると、海に飛び込みたくなる。




良いなぁ～、生まれ変わるならミズクラゲが良いなぁ～と、磯の香りを満喫した。




ばんやさんは、漁港が良かった。




海が好きなのだ。