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2024年MotoGP第2戦ポルトガルGP [モータースポーツ]

バスティアニーニPP



アップダウンの激しい高速テクニカルなアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われたポルトガルGP。

予選はドゥカティワークスのバスティアニーニがポールをゲット、スプリントレースはビニャーレスが優勝、2位兄マルケス、3位マルティン。


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興味津々の決勝は、マルティンがホールショットを奪い下位を離そうとプッシュ、それを見たバニャイアが全戦同様早い段階でマルティンを追おうとするが兄マルケスと当たって計画が頓挫、やがてバスティアニーニ、ビニャーレス、兄マルケスの2位集団が出来る。

バニャイアはマルケスとやりあっている間にマルティンが楽になったのが痛かった。

やがてミラー、ビンダー、ルーキーのアコスタのKTM軍団が2位集団に迫る。

KTM勢のトップに出たアコスタは兄マルケスを楽に抜いて5番手に浮上!これまでバニャイアの眠いワンマンショーだったGPがいきなり活気づいてきた!

前半からマシンが滑っている驚異のルーキーアコスタの快進撃は止まらず、バニャイアを抜いて4番手に上がる。

バニャイアのペースが落ち、それまで大人しく走っていた兄マルケスが伝統芸のミサイル発射でバニャイアを巻き込んで転倒・・・これをドゥカティは恐れていたんだと思うが、1年落ちとはいえ誰がマルケスにドゥカティを与えたのかは問題になりそう。

マルティンが一度もトップを譲らない安定した速さで優勝、ビニャーレスがマシントラブルで2位にバスティアニーニ、3位は最年少記録でアコスタがポディウムに上がった。

久々のマルケスミサイルの炸裂でワークスのエースのバニャイアがノーポイントに終わった。

しかもルーキーのアコスタを筆頭にKTM勢が好調・・・チャンピオン争でポイントが気になるドゥカティ勢と違い、アコスタは怖いモノが無い。

兄マルケスと新たな因縁が出来たバニャイアは早々に兄マルケスを抑えてヒエラルキーを構築したいところだが、次は既にマルケスの優勝が決まっているアメリカGP。

兄マルクとバニャイアが牽制すればするほど、マルティンが楽になる・・・ドゥカティ側からすれば、これまで穏やかにバニャイア王朝を築いてきたのに、荒法師兄マルケスの加入でガチャガチャしてきた。

憎たらしいパオロ・チャバッティがピットガレージでパニックになる兄マルクのドタバタ劇場は、ある程度期待していたものの予想以上のオモシロ展開!

一方、俺たちのYAMAHAはクアルタラロが安定した走りで、日本メーカートップの7位でゴール、僅かだがどん底状態から脱しつつあり、決勝の翌日がテストだが天気が心配。

一方のHONDAはロッシ弟がモルビデリ状態で、ミルの12位が最高位という惨憺たる結果に終わった。

ドゥカティを引っかき回している兄マルケス大得意のCOTAで何が起きるか?

クアルタラロはもちろん、マルティン、アコスタの活躍に期待なのだ!