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現実は辛辣 [日記]

証明写真




ある手続きで証明写真が必要になった。

気乗りしなかったが仕方がないので、出勤途中に職場近くの証明写真ボックスに寄ってみた。

近くに数台あって、ボックスによって値段が違うので最安値のを選んだ。

カーテンを開けてボックス内に入ると、センサーが感知して自動音声案内が始まった。

俺はこれまで証明写真関係で上手く撮れた試しがないので、何も期待せず諦めムードで椅子に座り音声指示に従った。

2回撮影したのがディスプレイに表示されたが、覚悟はしていたもののこれ以上は無いと思えるほど写りが悪いので、ひとおもいに殺して欲しい衝動に駆られながら発作的に再撮影のボタンを押した。

再び2回追加撮影されて、今度は前回のも含めて4枚が表示された・・・なんと前回の方がマシだった!

「記念撮影じゃ無いんだから」と自分に言い聞かせてお金を払ってプリントアウトしたら、ゴミが800円だった!・・・こんなむごい事を乗り越えてまで生きなければならない理由って何だ?と打ち拉がれてボックスから脱出した。

ま、車の免許証の写真よりはマシかなと思うと同時に、ジェンダー的コンプラとかそういうのではなくて男で良かったと思った・・・この現象って男女問わないと思うので、ジジイの顔が滅茶クタビレていてもショックなのは本人だけだろうけど、女性の方は大変だろうなと思う。

俺が女性なら、あとでクレームが来ようが200円増しの「美白修正あり」ボタンを押し続けると思う・・・盛れるだけ盛るよ。

容赦無く真実を映す証明写真は極めて残酷だけど、プリクラやスマホアプリみたいに別人の顔みたいに補正や整形されると証明写真にならない・・・それは判るけど、もう少しナントカならんのか?AIとかで!

出勤緒中なのに、厳しい現実を突きつけられて疲れ切ってしまったのだ。