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ストラトのメンテナンス [ギターの話題]

ブリッジの点検



昨日の記事の通り、俺は王様の影響で再びストラトが弾きたくなった。

しかし、相変わらずギターリハビリでSGを弾いているんだけど、SGを弾く時間に反比例して他のギターが遠ざかっていく。

偶に他のギターも弾いてみるんだけど、SGになれているので弾き安いと感じない・・・特に元メインギターのNo-02ストラトがシックリ来ないのが寂しいので原因は何だ?と細かく分析してみた。

まずEMG-85のリアピックアップの音がシックリ来ない・・・パワーが有りすぎる感じで、同じEMG-85のSGは「ややゲインが足りない」感じで、音抜けが良いのに対し、No-02の方は「ゲインが有りすぎで全体にブーミー」でスッキリ音が抜けない感じ・・・プリアンプを同じ設定で比較しているので、歪み過ぎてブーミーな感触。

でも、恐らくSGを弾かなければNo-02は「そんなもの」だと思って弾いているか、VooDu Valveを使っていないかも・・・実際No-02全盛期は他のアンプで鳴らしていた。

長くメインギターで弾いていたNo-02は、常に安定して良い音が出るイメージがあって、長く万全の信頼を持っていたが、その「思いこみ信頼感」のせいでFLOYDROSEのサドルのクラックに気づかず、パッシブピックアップのストラトへ移行し、No-02から遠ざかる事になる・・・No-02は現在も大部分が当時のままなので点検・再調整に乗り出したところ、色々な問題を発見した。

まず、ブリッジの高さ調整が凄いことになっていた・・・アームダウンでしか使わないので気がつかなかったけど、何故かユニットをフロートさせずに押さえつけていた。

何故そんなセッティングにしたのか?は、もう記憶に無いが、FLOYDROSEの設定を通常の状態に調整した。

具体的には、裏バネを緩めて若干高めにフロートさせ、その事でブリッジの高さが上がったのをユニットの高さ調整六角レンチで調整した。

すると・・・突然弾きやすくなった!

劇的に良くなったというか、No-02に最初にFLOYDROSEを取り付けた時の感触に戻ったというか、長年忘れていた「おお!これこれ、この感じ!」という感触に戻った・・・長年何やっていたんだ俺は?と、過去の自分が信じられなくなってきたので、No-02のもう一つの問題「音がブーミーになる」問題にも取り組む事にした。

SGとの違いは内部配線の素材とトーンの有無位しかないので、とりあえず配線を交換してみた。


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古いEMGなので今と違ってハンダ付け配線なので、ギター内部配線用リード線は「Belden #8503」を使い、ハンダも「Kester」を使ってみた。


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アンプで鳴らしてみたところ、ブラシボーだと思うが良くなった気がした・・・というより「新品のリード線に交換した」という気分だけでも交換して良かったと思った。

最近No-02はフレットが減ってきて鳴りが悪いポジションとかが出てきて疎遠になっていたんだけど、ブリッジの調整でデッドポジションが無くなったからまだまだ弾ける感じ。


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楽器は定期的な点検が必要なのだ。