SGの仕様と王様

王様を見習う




コツコツやっているギターリハビリだけど、今ごろになってストラトとSGの決定的な違いというか、SGを弾き始めてずっと感じてきた違和感の原因に気がついた。

今ごろになって気がつくこと自体、どれだけギター勘が鈍っているのかよく判るけど、最大の違和感はソロでプルプル鳴らないこと。

散々ストラトでプルプルやってきけど、SGで同じ様に弾いてもプルプルいわない。

プルプル弾いてもギュイッギュイッって感じ・・・イメージ的には潤滑油が切れてるってニュアンス。

この事に気がついてピックを変えてみたり、フロントピックアップで弾いたりしても、どうやっても変わらない・・・ある意味SGの仕様であり、限界なんだと思う。

なんというか表現出来ることの幅が狭まった感じで、ちょっと寂しい。

これは俺だけに起きている現象か？と、非ストラトを弾くギタリストを調べてみたが、SGやレスポールでプルプル弾く人は見当たらない。

ただ、その逆の人もいて、俺は日本人HRギタリストではトップクラスだと思う「王様」のレッド・ツェッペリン直訳曲の演奏は、カッコ良すぎて王様がストラトを弾いている事を忘れさせる程自然に「ストラトでジミー・ペイジ」してる。

ま、ペイジはテレキャスとかのシングルコイルのギターも弾くけど、王様のギターはそういうのを超越した次元で、顔真似も似ているので「これって本人が乗り移っているんじゃね？」みたいなオカルト的な凄みがあって怖い。

王様の何が凄いかって、シングルコイルでエディー・ヴァンヘイレンやるからね・・・だから王様なんだと思う！

それにしても王様のスパゲティロゴのFenderのストラトは最高の音が出るね・・・恐らく1961年とかじゃないかな、レリックで無く本物だったら3～400万円位じゃないかな、それをCROWTHER AUDIOの「HOT CAKE」とサンズアンプであの音を出しているって、やはり王様だ。

ってか、本物のビンテージストラトをライブで弾きまくってるのは王様位じゃないかな。

王様を見ていると俺もストラトが弾きたくなってきたよ。

王様の凄さに比べればSGがプルプルいわないのなんてとるに足らない些細なことなのだ。