神々の攻防

羽生善治九段　VS 藤井聡太九段




漫画「3月のライオン」の影響で将棋に興味が湧いて試合を見るようになったんだけど、既にYOUTUBEに沢山上がっているが「第73回ＮＨＫ杯テレビ将棋トーナメント」の準決勝第2局「藤井聡太八冠VS羽生善治九段」というNHK杯では初対戦となるスター同士の夢のビッグカードがあったので、YOUTUBEの棋譜解説動画を見た。

幾ら動画主さんが丁寧に解説してくれても、俺なんかには何も判らないんだけど「1つ読み違うと一気に形勢が傾く戦い」だというのだけは理解できた。

藤井八冠は盤面全体の形勢や流れに関係なく、視野を一つの点に絞り込んで強気に打つ感じ。

一方の羽生九段は迷ったり悩んでいるフリをしながら、一撃必殺の地雷を埋めまくる策士タイプ。

凄まじい読み合いの末に羽生九段が一発勝負で激辛の罠を仕掛けたが、藤井八冠は冷静に一通りしか残されていない逃げ道を確実にトレースし切った。

NHK杯といえば早指しになるが、藤井八冠の短時間で読み切る集中力はAIを超えている気がした。

両者の将棋の実力は僅かな差なのかもしれないが、俺には藤井八冠の圧勝に見えた。

将棋といえば座って指す「静」のイメージがあるが、盤面の中での激しさに満ちた駒の激突はド迫力の格闘技だった。

今の俺には凄いしか判らないので、対局が楽しめる程の将棋スキルが欲しいですのだ。