再会 [日々のあれこれ]
痛恨のミス
この度のディスクユニオンさんのMarge Litchリイシュー企画だけど、痛恨のミスをやらかしてしまった。
俺が学生の頃、住んでいた奈良からバンド活動の本拠地を大阪に移した頃、British Steelという奈良県で活動しているバンドと対バンになった。
俺は彼らのリハーサルを見て仰天した・・・それはまさに俺が目指していたバンドそのものだった。
ショックを受けた俺は、彼らのバンドに2本目のギターとして加入させていただくか、それが叶わなければギターもバンドも辞めようと思った。
無事British Steelに加入することになったが、俺はギターを弾くときに緊張というのは皆無なんだけど、後にも先にもBritish Steelのオーディションの時は舞い上がっていて良く覚えていない。
憧れのバンドに加入した俺はオリジナル曲を作って大阪進出を目指した・・・曲は主に俺が書き、歌詞はヴォーカルの中井氏が書いてくれた。
しかしBritish Steelは解散となり・・・再び俺の理想のバンド捜しの旅が始まった。
俺はその後結成するバンドにBritish Steel的な質感を求めたが、どのバンドもシックリ来なかった・・・別人と組むのだから過去のバンドと比較するのは失礼なんだけど、それを払拭出来ないほど俺の中にBritish Steelが焼き付いていた。
Marge Litchのデモテープの4作目でも、British Steelの幻想を追いかけて俺と中井氏が作った「ロストワールド」をレコーディングしている・・・俺が東京でバンドを続けられたのもBritish Steelの幻想を追いかけていたおかげだと思う。
中井氏とはアルバム「悲劇の泉」が完成した頃に東京で会って呑んだ・・・暫く年賀状のやり取りみたいなのが続いたが、引っ越しの混乱ではがきが行方不明になってしまい、以後音信不通となった。
時は流れ、一昨年の暮れだったと思うがディスクユニオンさんのS氏からMarge Litchリイシューのお話しが来た・・・最初は「デモテープ集」1タイトルだけの話で、打ち合わせで担当のS氏から記載する名前は漢字表記にしたいと言われ、「ロストワールド」作詞者の中井氏のフルネームは知っていたんだけど確信が無くて、本人に確認しようとFacebookで検索を掛けたりしたんだけど引っかからなかった。
その間にも次々と復刻タイトルが増える中で、リミックスする為に欠損ファイルを新たにレコーディングしたり・・・S氏は後出しジャンケンで当たり前の様に「ボーナストラック下さい」とか「特典下さい」と次々リクエストしてきて、「こういうのって他のバンドも、言われれば言われるだけホイホイ出せてるの?」とパニックだった。
何せ7タイトルを半年に渡って発売するのに、締め切りは全タイトル同じ日だった。
他のバンドを掛け持っている会社員だから時間を作るのが大変だった。
そんな中で、フルネームの漢字表記が判らない問題が他の音源でも起きて、よく考えればその後の契約で全員の漢字表記が判ったのに、アルファベット表記に変わった・・・そんな濁流の中で中井氏の名前の問題は俺の頭から抜け落ちていた。
そして先月の21日にDemo Tracks Vol,1とDemo Tracks Vol,2が発売になった。
すると俺のFacebookに中井氏のいいね!が付いた・・・え?
速攻でMessengerで連絡すると、ロストワールドの入っているDemo Tracks Vol,1を買うというので、校正データのPDFを拡大すると世良純子さんの名前だった・・・俺がS氏に何も指摘しなかったのが原因だ。
とりあえずS氏に連絡して中井氏にサンプル盤を送ってもらう手配をして、表記の事を謝った。
よりによって俺の宝物のBritish Steel関係者にヘマをやらかした・・・俺も焼きが回ってきたって事だと思うが、それにしても痛恨の極みだ。
ただ、中井氏との突然の再会は何より嬉しいサプライズだった・・・もう一生会えないと思っていた。
お互いスッカリ爺さんになってしまったけど「また音出そうや!」って事になったので、奈良にギターを弾きに行こうと思う。
俺もガタガタだけど、凄く楽しみなのだ。
この度のディスクユニオンさんのMarge Litchリイシュー企画だけど、痛恨のミスをやらかしてしまった。
俺が学生の頃、住んでいた奈良からバンド活動の本拠地を大阪に移した頃、British Steelという奈良県で活動しているバンドと対バンになった。
俺は彼らのリハーサルを見て仰天した・・・それはまさに俺が目指していたバンドそのものだった。
ショックを受けた俺は、彼らのバンドに2本目のギターとして加入させていただくか、それが叶わなければギターもバンドも辞めようと思った。
無事British Steelに加入することになったが、俺はギターを弾くときに緊張というのは皆無なんだけど、後にも先にもBritish Steelのオーディションの時は舞い上がっていて良く覚えていない。
憧れのバンドに加入した俺はオリジナル曲を作って大阪進出を目指した・・・曲は主に俺が書き、歌詞はヴォーカルの中井氏が書いてくれた。
しかしBritish Steelは解散となり・・・再び俺の理想のバンド捜しの旅が始まった。
俺はその後結成するバンドにBritish Steel的な質感を求めたが、どのバンドもシックリ来なかった・・・別人と組むのだから過去のバンドと比較するのは失礼なんだけど、それを払拭出来ないほど俺の中にBritish Steelが焼き付いていた。
Marge Litchのデモテープの4作目でも、British Steelの幻想を追いかけて俺と中井氏が作った「ロストワールド」をレコーディングしている・・・俺が東京でバンドを続けられたのもBritish Steelの幻想を追いかけていたおかげだと思う。
中井氏とはアルバム「悲劇の泉」が完成した頃に東京で会って呑んだ・・・暫く年賀状のやり取りみたいなのが続いたが、引っ越しの混乱ではがきが行方不明になってしまい、以後音信不通となった。
時は流れ、一昨年の暮れだったと思うがディスクユニオンさんのS氏からMarge Litchリイシューのお話しが来た・・・最初は「デモテープ集」1タイトルだけの話で、打ち合わせで担当のS氏から記載する名前は漢字表記にしたいと言われ、「ロストワールド」作詞者の中井氏のフルネームは知っていたんだけど確信が無くて、本人に確認しようとFacebookで検索を掛けたりしたんだけど引っかからなかった。
その間にも次々と復刻タイトルが増える中で、リミックスする為に欠損ファイルを新たにレコーディングしたり・・・S氏は後出しジャンケンで当たり前の様に「ボーナストラック下さい」とか「特典下さい」と次々リクエストしてきて、「こういうのって他のバンドも、言われれば言われるだけホイホイ出せてるの?」とパニックだった。
何せ7タイトルを半年に渡って発売するのに、締め切りは全タイトル同じ日だった。
他のバンドを掛け持っている会社員だから時間を作るのが大変だった。
そんな中で、フルネームの漢字表記が判らない問題が他の音源でも起きて、よく考えればその後の契約で全員の漢字表記が判ったのに、アルファベット表記に変わった・・・そんな濁流の中で中井氏の名前の問題は俺の頭から抜け落ちていた。
そして先月の21日にDemo Tracks Vol,1とDemo Tracks Vol,2が発売になった。
すると俺のFacebookに中井氏のいいね!が付いた・・・え?
速攻でMessengerで連絡すると、ロストワールドの入っているDemo Tracks Vol,1を買うというので、校正データのPDFを拡大すると世良純子さんの名前だった・・・俺がS氏に何も指摘しなかったのが原因だ。
とりあえずS氏に連絡して中井氏にサンプル盤を送ってもらう手配をして、表記の事を謝った。
よりによって俺の宝物のBritish Steel関係者にヘマをやらかした・・・俺も焼きが回ってきたって事だと思うが、それにしても痛恨の極みだ。
ただ、中井氏との突然の再会は何より嬉しいサプライズだった・・・もう一生会えないと思っていた。
お互いスッカリ爺さんになってしまったけど「また音出そうや!」って事になったので、奈良にギターを弾きに行こうと思う。
俺もガタガタだけど、凄く楽しみなのだ。
2024-02-14 23:21