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Marge Litch / Live Tracks Vol,1&Vol,2 [音楽]

Witch of Ice / Cruel Alternative





ディスクユニオン怒濤のMargeLitchリイシュー企画だけど、遂に第5・6弾のトレーラーが公開された。






この2作品は未発表だった「真夏の 夜の夢:Midsummer Night's Dream ~ Demo Tracks
Vol,2」同様リイシューというより初公開の新譜なので、今回の企画に興味を持たれた方は是非この2枚を聴いて欲しいかな。

というか「悲劇の泉」のライヴテイクを追加した「パテキュリオ」を含めた3枚で「3枚組のライブアルバム」と解釈して欲しい・・・もちろんダブっている曲は無い。

俺はライブ盤はスタジオ盤よりボリュームを付けるべきと思っているので、当時演奏した曲の全てを収録することは無理だったけど、可能な限り今回の2枚に詰めてみた。

作品の中にも解説文を書いているけど・・・ライブテイクの選曲は、かなりの本数のPAミキサーから直録音のDATテープから選んでいるんだけど、どういうわけか「パテキュリオ」収録の曲に関しては良い演奏が無かった。

DATテープも当時録音していた全てを発掘出来ている訳では無いので、見つからないテープの中身は判らないけど、例えば悪くない「映像テイク」があってもビデオカメラの外部マイクによる空気録音のみで、それのDATテープが無かったりする・・・そのことを知っていて「パテキュリオ」を作ったわけではないので、これは不思議だった。

あと、長尺の「悲劇の泉」は、どうしても演奏の精度が下がったり、途中で機材トラブルが出たりで良いのがなかった・・・演奏が荒くなった主な原因は疲れも関係していると思う。

Live Tracks Vol,1&Vol,2演奏当時のMarge Litchのライブは、基本2時間超のワンマンライブで、リハーサルにも同じくらいの時間を掛けていた・・・それに加えてライブ前には全機材持ち込みのゲネプロもやっていた。

だからマラソンランナーみたいな身体の作りになっていて、持ち時間40分とかのイベントなどで演奏すると、最初からガンガン飛ばせなくて最後の曲になってやっと「暖まってきたか?」って感じだった・・・そんなタフMarge Litchでも「悲劇の泉」は難所だった。

今回のリイシュー企画では「音声」「動画」「写真」などを整理する事から始めたが、「悲劇の泉」のベストな演奏を探すと「ワンマンライブのリハーサル時の演奏」だった・・・つまり、疲れる前なので普通に演奏していたのがビデオカメラの画像で残っていた。

この「悲劇リハ」をそのまま特典DVD-Rに入れたかったけど、制作担当さんから「特典動画は1タイトル1曲です!!」とキツく念を押されていて、俺は聞こえないふりをしてシレっと全特典「1タイトル2曲」にしたけど、そのささやかな抵抗が限界だった・・・おかげで動画編集に予算を取られて、ボックスセットのアイデアが吹き飛んだが、俺的には2層メディアにパンパンに詰め込みたかった。

特典DVD-Rといえば、時代考証的に各タイトルの制作当時のMarge Litchのライブ映像をピックアップしているんだけど、Live Tracksの特典でも当時演奏していた1.サルタンの最後~真実の指輪(Live) 2.魔物の森(Live) 3.管理社会の罠(Live) 4.氷の魔女(Live)の4曲をチョイス、管理社会の罠は「battle of japagressive」というプログレ企画でのライブで、「氷の魔女」の前には天才ベーシスト神保氏の驚愕の「タッピング奏法」もノーカットで収録している・・・なんというか、俺もベースを弾くけど逆立ちしても無理な超絶スーパーテクなので必見!だと思う。


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とにかく「Live Tracks」は、色々と暑苦しいモノがテンコモリなのだ。