我が家の伽藍

入れ替え




部屋の模様替えで我が家の仏像フィギアケースも移動した。

これまでは別の部屋だったり、使わなくなったPCデスクの上だったりで視界に入らなかったが、今はベッドの横なのでかなり視界に入っている。

先日部屋を整理していて、ギターケース群の裏側から2022年にトーハクの特別展で買った「空也上人立像フィギア」が出てきた。

なぜ放置していたのか？だけど、空也上人の像は仏像では無いので、どう扱うか悩んでいてそのままになっていたんだと思う。

しかし、運慶の四男の康勝作の空也上人の口からは「南無阿弥陀仏」の6体の阿弥陀如来が出ているので、とりあえず仏像という事で我が家の須弥壇に安置する事にした。





仏像のケースは上下2段に重ねていて、これを機にメインの須弥壇の仏像フィギアの入れ替えを行った。

我が家の本尊は法隆寺金堂の「薬師如来」で、脇侍は「誕生釈迦仏立像」と「月光菩薩」だんだけど、本来の薬師如来の脇侍は日光・月光菩薩なので、日光菩薩の代わりに、同じく薬師如来の眷属である新薬師寺の十二神将「婆娑羅大将」を並べた。





今回は四方に東大寺戒壇院戒壇堂の「四天王」を配置、空いたスペースに三十三間堂の「迦楼羅像」を移動させた・・・俺は笛を吹く迦楼羅もカッコいいけど、興福寺国宝館の迦楼羅が好きかな。

付け加えると東大寺戒壇堂が建立された奈良時代の四天王は銅像で、現在の塑像の四天王は法華堂にあったと考えられている・・・戒壇堂も江戸時代の再建だし、現在はミュージアムだけど元は法華堂にあった日光・月光菩薩や秘仏の執金剛神も塑像なので一緒に法華堂に安置されていた可能性は高いそうだ。

入れ替えを終えると、大混雑だった2段目のケースが空いて見やすくなったのだ。