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Change(仮)- Marge Litch [My performance Archives]

ドタバタの記憶

ディスクユニオンさんのMarge Litchリイシュー期間中なので、当ブログMy performance Archivesも「Marge Litchの曲」で「現在発売中の音源とかぶらない曲」で極力「激レア」なテイクを探してデータを超深掘りしているが、遂に曲名が判らない曲に行き当たった・・・これは純子さんも忘れていると思うので、仮タイトルで「Change(仮)」にしてみた。

今回紹介する曲は1989年、東京目黒鹿鳴館での演奏。

1989年はMarge Litch史上最大のドタバタ&大ピンチの年だった。

1988年の10月に世良さんがMarge Litchに加入して即レコーディングに入り、1989年の2月に「デモテープ4」を発売、5月と6月に東京目黒鹿鳴館でのライブを経て、7月から長期ツアーに出る計画だった。

しかし長期ツアーが決まった後に、ドラムのマコト氏が突然謎の脱退となった。

急遽5月のライブをマコト氏ラストライブとし、6月は2007年にMarge Litchに加入する関氏にヘルプをお願いする手配をして、長期ツアーからメンバーに加入してくれるドラマーを探すことになり、紆余曲折を経て若き天才ドラマー長倉氏が加入する事になる。

時間がないので当時のリハーサルは、6月の鹿鳴館でヘルプで叩いてくれる関氏と、7月からツアーに出る長倉氏が前後入れ替わりで行った。

今回紹介する動画は1989年6月、目黒鹿鳴館でのライブで、メンバーは世良純子(V)、関きよし(B)、Marge Litch初ライブの小菅トモ(G)、ドラムはヘルプの関氏。





「Change(仮)」の演奏はこの時のみの1回だけ・・・色々資料を掘り下げていたらライブのチラシも発掘した。

一番下に書かれている新メンバーは長倉氏の事で、Marge Litchでの最初のライヴは長野「ブラック・アイ」だった。


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左から2番目が髪の毛を逆立てて燭台を手にする19才の長倉氏、一番右が小菅氏。


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俺は短命に終わった曲の気に入ったフレーズは「新しい曲に流用」する事が多く、「Change(仮)」のギターソロの前半のアイデアはアルバム「真実の指輪」収録の「ジュリアの涙」のイントロで、イントロのリフはこれまた1回の演奏で終わる「Innocent Eyes」という曲のイントロに流用している。

この曲を何時作ったか?は覚えていないが、あのドタバタ地獄の最中に作ったとすれば、鋼の精神力では無いか?と、我ながら感心するのだ。