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ギターリハビリ日記 [ギターの話題]

今の自分とつきあう



かなり真面目に取り組んでいるギターのリハビリだけど、ある程度判ってきた事があるので報告。

昔、確か1988年の「アトランティック・レコード40周年コンサート」だったと思うけど、亡くなったジョン・ボーナムの息子ジェイソンを加えたレッド・ツェッペリンが演奏したライブ映像が深夜のテレビで流れたのを、笹塚の友達の部屋で一緒に酒飲みながら見ていたんだけど、あまりの変わりように驚いた。

演奏途中から友達のバンド仲間から電話が掛かってきて、電話の主も驚いたみたいで・・・皆ビックリしたんだなと思った。

テレビ画面のツェッペリンは、俺が大阪天王寺の映画館で見た「永遠の詩」での神々しく光り輝いていた姿とは別物に変わり果てていた。

その時に思ったのは「一体どうすればここまで劣化するのだろうか?」という疑問だったが、最近同じ事を俺が身をもって思い知っている。

結論は、年齢による劣化だけはどうやっても抗えないんだと思う・・・俺もブランク中に、後戻りできない境界線を越えていた。

ただ、気がついたことは悪いことばかりではなかった。

驚いているのが指の怪我の回復。

実は今から20年以上前の2000年頃に左手を痛めた・・・この怪我は致命的で、人差し指と中指の付け根が股柵状態になった。

指を広げようとすると激痛が走るので、ギターを弾くときに支障が出る箇所は運指を変えたり別のポジションに変更していた。

しかし、今回の長期ブランクの間全くギターに触れずにいたら、気がつくと治っていた。

ただ、再び痛めるのが怖くて、どれくらい治ったのかな?と指を大きく開く気になれない。

その代わりに、今度は小指がオカシクなっているが、人差し指&中指と小指では使う頻度が違うので、最近は痛くないのでギターを楽に弾けている。

身体の調子と同じで、歳をとれば今の状態を潔く認めて、劣化を最小限に止めながら付き合っていくのが健康的だと思う。

今はリハビリが楽しいのだ。