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チューブとソリッドステート [ギターの話題]

あたらめて比較してみた




この問題は大げさに言うとギター弾きの永遠のテーマかもしれない。

アンプを歪ませる回路が真空管かトランジスタのどちらが好みか?

通勤用の鞄を探していて、フロアタイプのマルチエフェクターのケースにしていた事を思いだしてギター関係の置き場を調べると出てきた。

ついでに中に入っているBOSSのME-70を引っ張り出してみた。

最近のモデリングアンプはもっと改良されているんだろうけど、旧式だけどMEをトランジスタ代表としてVooDu Valveと比較してみた。

MEを現在メインで弾いているNo-02Stratocasterで鳴らすと、まず遠くで鳴っている感があるのと、何かアタックが遅れて出るアーリーリフレクションみたいなのが大きく掛かっているのか?と確認するほど違和感があった。

そこからシックリくる音に近づけてみようとアレコレやって、いつものVooDu Valveに戻ると「全然歪んでない」「音が野太い」という違和感で驚いた。

トランジスタに慣れるとしても、ガッツリ慣れてしまうとチューブには戻れない感じ。

ただトランジスタの場合「歪ませ過ぎているのが原因」だと思うが、細かいことをやろうとするとグシャグシャ傾向だけど、歪ませないと「頼りない感」がぬぐえない。

一方チューブの場合は、恐らく思っているより歪を抑えて弾いているのでグシャグシャに潰れないのかも。

絶対に言えるのはチューブの方が反応が速くて大げさに反応する・・・ポチっとピッキングをするとポンッ!と来るのはチューブ独特のレスポンスかも。

トランジスタはそれが無いので、歪みで補おうとしてグシャっと潰してしまうのかも。

ただ切れ味という意味では野太いチューブよりトランジスタに軍配が上がる・・・特にクリーンは優秀。

判ってはいたものの、改めてどちらも一長一短あると思った。

俺は引き続き真空管に拘りますのだ。