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JIM DUNLOP / Cry Baby [使用楽器・機材・部品紹介]

ワウペダル




俺は高校時代は奈良県内でバンドをやっていたんだけど、メンバーが揃わずに大阪でメンバーを募集してHEAVY METAL NOISEを結成した。

結成当初はトリオ編成で、ジミー・ヘンドリックスに傾倒しているギタリストを中心に演奏していた・・・フランク・マリノ&マホガニーラッシュやスコーピオンズのウルリッヒ・ロートなどで、本家のジミー・ヘンドリックスは殆ど何も知らなかった。

だから、当時の俺の足下はファズとワウペダルとディレイは必須だった。

今でも最初にワウペダルを買った時の事は覚えている。

俺は高校へは禁止されていたバイクで通学していたが、雨が降っていたりすると当時は「関西線」と呼んでいた「JR大和路快速」で王寺駅で近鉄田原本線に乗り継いで通っていた。

今は「ル・カーラ」という名前に変わっているらしいが、当時は「王寺ファミリー」という名前のビルで、その中に今は無き「ワルツ堂」というレコード&楽器屋さんが入っていた。

その楽器屋さんの店長のHさんの情報が当時の俺の楽器情報の全てだった。

学校にバイクで行かなかった日の帰りは、ワルツ堂に寄るのがルーティンだった。

そんなある日、ワルツ堂にワウペダルを買いに行った・・・何が良いのかも情報が無いので、とりあえず値段の安いのを買おうとするとHさんが「悪いことは言わないからワウはCry Babyを買え」と言われた。

理由を聞くと「効きが全然違う」との事で、Hさん信者だった俺は他のペダルを試すことなくCry Babyを買った・・・今はJIM DUNLOPだけど、当時のCry BabyはJenというイタリアのメーカーだったと思う。

始めて買ったのをマイケルシェンカーが改造していると聞いて、分解してギアを弄ったりしていたら壊れてしまって、2台目はボリュームペダルも兼ねたMr.Cry Babyで、これは長く使っていた。

時は流れ、マルチエフェクターを使うようになってからはマルチ内蔵のワウを使っていたが、この度再びワウペダルを使いたくなったのでCry Babyを購入した・・・俺は今もHさんの教えを守っている。


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SGを弾くようになってギターソロの途中でストラトの様に自在にピックアップを切り替えられなくなり、リアピックアップで弾ききるスタイルなのでワウでトーンに表情を付けたくなった・・・マルチエフェクターだとコントローラーでワウ機能を呼び出すためにワンアクション必要になるので、ワウペダルをプリアンプの前段に入れる事にした。

持ち運ぶのに軽そうなのでミニペダルを選んだ・・・コロナ前にやっていたJ-POPバンドのギターさんもミニワウペダルだった。


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可愛いけど音はCry Babyそのもので、俺はプリアンプとギターの間に常時挟んでいる。

昔と違ってブースターとかも付いていて色々便利になっているのだ。