SSブログ

炎天下の祭り [日記]

老人の祭



お盆なのか、通勤時の車内が少し空いてきたかも。

地下鉄を降りて炎天下の中をフラフラになりながら職場に向かっていると、歩道に大勢の人だかりが出来ていた。

近づいて判ったんだけど、普段は何処に置いているのかピカピカの御神輿が登場していた。


08.06.02.jpg


町内の各地区毎に御神輿があって、その周囲に祭のハッピを来た人が屯していた。


08.06.01.jpg


よく見ると8割は後期高齢者で、この猛暑の中で御輿なんて担いだら全員倒れそうな感じで、大丈夫か?と心配になったが、皆さん笑顔だった。

ただ御輿って担ぐ人がいないと成り立たないので、今の高齢者が居なくなると祭も終わるんだろうか・・・もしそうだと、終わるのは数年後って感じに見えた。

聖地甲子園で高校球児がバタバタと足の痙攣で倒れて担架で運ばれている頃、職場から外に出てみるとお祭りの囃子と御輿を担ぐかけ声が聞こえてきた・・・どうせなら夕方にやれば良いのに、一番暑い時にやっていた。

地方の祭は人手が足りないので、都市部に出稼ぎに行っている人達が戻ってくる里帰りのシーズンを外せないが、東京などはもう少し涼しい春か晩秋に変えた方が良いと思う。

驚いたのは、乱立するタワーマンションの住人は祭に一切関わっていない事で、ハッピを来ているのは昔から住んでいる地元の人達だけ。

タワマンに住む大勢の人達が参加すれば見通しは明るいが、地元の老人だけでは運営が厳しくなる一方だと思う・・・実際、テキ屋も出ていないし見物人もいない。

このままでは老人でも楽に担げる超軽量の発泡スチロール製の御神輿が主流になると思うのだ。