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最後がベスト [日々のあれこれ]

存在感



YOUTUBEでイギリスのハードロックバンドUFOのサムネを見つけたのでクリックしてみた。

2005年のドイツのライブでドラムがジェイソン・ボーナムでギターがヴィニー・ムーアという強烈な布陣。

古くからのメンバーは特にコレといった事は何も無いんだけど、ベースのピート・ウエイは後で差し替えているのか、後ろで誰かが弾いているのか、動きと音がシンクロしていないのが見ていて気になった・・・恐らく後で上手いベースが差し替えているんだと思う。

驚いたのはギターで、ヴィニー・ムーアの超絶ソロが炸裂する。

暫く驚きながら見ていたんだけど、時間の経過と供に超絶に慣れてきたというか飽きてきた。

曲に合っていないとかでは無く、音が悪いわけでも無いんだけど「面白くない」。

そこでマイケルが演奏している同じ曲をクリックしてみた。

マイケルのギターは技巧的にはヴィニー・ムーアの足下にも及ばないんだけど「存在感」が全然違った。

昔のライブで映像は勿論、音も悪いんだけど観る側を最後まで釘付けにさせる魅力があった。

マイケルすげぇな~と思っていると、2020年のサムネがあったのでクリックしてみたところ、ポール・レイモンドさんが亡くなってニール・カーターが復帰していてサウンドもコーラスもドーン!とレベルが上がっていて、アンディ・パーカー も復帰して新しいベースとガッチリ合っている!

驚いたのはヴィニー・ムーアが弾きまくりスタイルから、オリジナルに近い感じで弾いている・・・音も最高だし、キレも良いし、何よりギターが上手。

ヴィニー・ムーア見直した!

これってUFOの歴史でベストじゃないの?と思ったら肝心のフィル・モグがボロボロだった・・・バンドって生き物だからね、誰も老いには勝てない。

マイケルに振り回され続けた苦労人のフィル・モグ・・・UFOがやっと79年の名盤「Strangers In The Night」を越えるバンドになったと思ったら自分が足を引っ張っていたって無念だろうね。

フィル・モグは、その2年後の2022年にコロナで中断していたツアーを再開した途端に心臓発作で倒れ医師から引退を助言された。

でも俺はUFOは最後のラインナップがベストだと思うのだ。