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挑戦終了 [日記]

エアコンのスイッチ入れる




電気料金を何処まで抑えられるか?に興味があり、節電モードでここまで来たが・・・遂にエアコンのスイッチを入れてしまった!

別に電気料金に四苦八苦する程差し迫った生活はしていないけど、電気料金は自分の思考である程度可変出来るので「どこまで出来るか?」に挑戦したくなった。

しかし、その挑戦も今日で力尽きた・・・これ以上は我慢大会になるので潔く東電に負けを認めエアコンのコントローラーのスイッチを押した。

ベランダの室外機がうなりを上げ、涼しいカラッとした空気が部屋に流れた。

この話は以前紹介したかもしれないが、俺が幼少の頃、家にエアコンは父の部屋にしか無かった。

父は仕事で帰らない日が多く、その日も俺と母と妹が1階の部屋で川の字になって寝ていた。

窓を網戸にして扇風機を付けて寝ていたが、蒸し暑くて寝れなかった。

真っ暗な部屋で、母が「あかん!」と言ってガバッと起き上がり2階の父の部屋に向かった・・・パジャマを着た俺と妹は枕を持ってカルガモの親子みたいに母の後を追い、その後にネコもついてきた。

タバコ臭い父の部屋に3人分の布団を敷いて、母がエアコンのスイッチを入れた・・・当時はエアコンといわずにクーラーと呼んでいた、つまり冷房だけで暖房機能は無かった。

途端に蒸し暑い室内に冷たい空気が流れ込んできた・・・それまでベトベトに感じた敷き布団のシーツがサラサラに感じた。

俺と妹は笑いながら枕を抱いて布団の上をゴロゴロ転げ回った。

あの時の感動とまではいかないけど、今回は過酷な蒸し暑さに耐えたので似たような高揚感に包まれた。

人間はある程度の負荷に耐えないと、本当の至福を味わえないのかもしれないのだ。