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実は・・・ [日々のあれこれ]

オカルトな人の話術




テレビではコンプライアンスの規制や忖度が度を超してオカルトな内容の番組が激減しているが、その反動からかYOUTUBEではオカルトなチャンネルが増えている気がする。

最初は物珍しいのも手伝って色々見ていたが、疲れてきた。

その原因が、オカルトな体験談などを自慢げに語る人達のハナシの出だしの大半は「実は・・・」という思わせぶりな言葉。

集団の中で「実は・・・」を多用する人は、輪の中心になりたいとか、リーダー的存在になりたいという心理が働いている可能性があるらしい。

「実は・・・」って「私だけが知っている」という事で、名探偵の推理とか、手品の種明かしで使われる常套句で、周囲から注目されるんだけど、先にネタをばらさないで、これを乱発されてオチを引き延ばされるとウンザリしてくる。

本人は注目を浴びるカタルシスに浸っているんだろうけど、オチのお預けを「実は弾」連発で喰らっているうちに、ハナシの結末を知りたい欲求をストレスが上回り、他のサムネをクリックしている。

なんというか、俺の思考をコントロールしようとしているって圧力を感じるので、その支配ビームから逃げたくなる。

で、最近はオカルトだけでは無く、色んな所で「実は厨」が増えている。

世の中は疲れる方向にますます加速しているのだ。