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阪神vsヤクルト 2023/05/09~11 [阪神タイガース]

1勝2敗



広島で雨天中止が2戦続いた阪神は聖地甲子園に戻ってヤクルト戦。

上向きだしていた打線は、2つの雨天中止と移動日でスッカリ冷え切ってしまった。

もうこれは阪神の問題だけでなく、NPBで公式戦を行う球場は全てドーム式にしないとダメだと思う・・・観戦チケットを買っても天気が気になって気疲れするのも嫌で、ハマスタや神宮に行くならベルーナかカラクリ(東京ドーム)かなと思う。

カード初戦と2戦目は、先発投手や采配以前の問題で、全く打てない打線が深刻だった。

特に初戦は一球に泣いた新エースの村上に、打線は完全無援護で酷過ぎた。

表ローテなので相手もエースが出てくるから、表のトップに昇格した村上の新たな試練なんだけど、パーフェクトに無抵抗だったが悪すぎた。

2戦目もカツオ(石川)の不思議な踊り投法に幻惑されて全滅した。

全員がカツオの120キロ台の催眠術にかかってしまい、醒めると150キロ台を投げる石山が待ちかまえていた・・・完璧な高津マジックにしてやられた。

どうせ西勇だから、最初から勝てないのは判っているので、俺なら初戦を西勇、2戦目を村上にするかなと考えたけど、打線が完璧に沈黙なのでどちらが投げても結果は同じだった。

負けられない3戦目も内容はヤクルトが押していた。

先発イトマサが粘りの投球で試合を作るも、案山子打線は相変わらすカチンカチンの絶対零度で凍り付いたまま。

イトマサに勝ちが付かない形で石井に繋いで、8回になんとか勝ち越して岩崎で逃げ切った。

負けた高津監督が言っていたけど、ギリギリの攻防で、どっちが勝ってもおかしくない試合だった。

3戦目は全く打てない打線を背負った、どんでんの神懸かり采配で勝った試合だったと思う。

1-1の同点で迎えた8回裏、ミエセスがレフト前にヒットで出塁で、代走島田。

しかし坂本が送りバント失敗で1アウト1塁となる・・・俺はこの時9回裏にサヨナラもあると思ったが、どんでんは1塁の坂本に代走小幡。

え?と思ったら、radikoのABC解説の濱中治さんも「ドンドン選手をつぎ込みますね」と驚いた。

そして木浪がサードへのツーベースで1アウト 2,3塁となり、石井に代打糸原。

ショートのフィルダースチョイスで阪神1点をあげたが・・・タイミングはアウトで足の速い小幡がヘッドスライディングでかいくぐらなければアウトだった。

ヤクルトは全く悪くない・・・清水も糸原を完全に討ちとっているし、かなり前で捕球して方向は逸れたが普通のランナーであれば完全にアウトに出来ていた。

野球を知っている放送スタッフはお立ち台に糸原と小幡を迎えた・・・結果知って言えば、得点を取れるとすればあの一瞬しか無く、その一瞬を予知していたかのようにどんでんは小幡を起用した。

この勢いでDeNAを甲子園で何とかしたいが、相手は球界を代表するエース今永で、こちらは回復傾向にあるものの開幕からピリッとしない青柳と、恐らく梅野・・・厳しい試合になると思うが試合終了時にどんでんがやけに上機嫌だったのが救い。

とにかく交流戦前にDeNAと直接当たるのはこれが最後なので、何とか勝ち越して欲しいのだ。