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身の丈生活 [日々のあれこれ]

ナニ金の教訓




通勤の行き帰りの暇つぶしにスマホで読んでいる「ナニワ金融道」も、そろそろオシマイ。

もちろん続けて続編や外伝も読むつもりだけど、一番エゲツナイのは最初のナニ金で、それ以降の内容はソフトになっているらしい。

主人公の灰原が勤務する「高金利の街金」で金を借りる人々は、既に一般の銀行では借りられない借金返済が破綻している人達で、そういう人達にお金を貸し付けて担保の物件などを奪うのが主な仕事。

会社を倒産させて夜逃げする人々に共通するのは、ギャンブル依存症と同じで「取り戻そう」として深みにはまる。

一旦借金地獄に墜ちると、灰原の街金が可愛く見える「違法金貸し」などが待ちかまえている・・・裏社会には普通に暮らしていれば遭遇する事がない深海魚がうごめいている。

「ナニ金」を読んで思ったのは、とにかくローンも含めて借金は危険という事かな。

ナニ金に描かれた数々の夜逃げ物語の根底には、人間の浅はかな欲が深く関係している。

腹八分目の生活は非常に難しいが、身の丈以上の欲は危険なのだ。