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乗り過ごす [ドラマ・映画・アニメ・漫画]

漫画に没頭


いつもより職場を早く出て帰宅する。

通勤中は相変わらずスマホで漫画を読んでいる。

最近は「ちはやふる」の最終話を読み終えた。

新名人と新クィーンの誕生で、最終話に向け読者最大の関心事である千早とお付き合いする男性は真島太一の大逆転で幕となった・・・退部して表舞台から消えゆく登場人物にしては不自然なまでに出番が多かったのに気がつかなかった。

ただ、綿谷新が名人になった時のインタビューで勝因をソースカツ丼とコメントした時に、ナントナク結末が読めたが、これで良かったと思う・・・散々天然の千早の気まぐれに振り回されてボロボロになっても太一は最後までクィーン戦を見守ったんだから。

番外編の花野菫の懸命な部活の日々も凄く良くて、大学生になった千早の顔が姉の千歳にソックリになっていたのも良かった・・・末次由紀ファンとしては、このまま番外編の続きが読みたい。

清廉潔白な「ちはやふる」に没頭しすぎた反動からか、今度は真逆の・・・懐かしい青木雄二先生の「ナニワ金融道」という大阪の高利金貸しのヤクザな世界にドップリ浸かっている。

「ナニ金」はリアルタイムでコミックを全巻揃えていたので、手放した記憶が無いので押し入れの何処かにあるはず。

1巻の灰原が勤めていた印刷会社が倒産する最初から読んでいるんだけど、随分前に読んだので細かい所は忘れているので凄く新鮮に楽しめるが・・・作品が描かれた当時と現在では随分と法律や社会的気風が変わっているので「最初から最後までパワハラ」というナニ金のストーリーは昭和を知っている人にはウケるだろうけど、もうそろそろ内容を理解できない人が増えていると思うと寂しい。

ただ、多くの弱者達が理不尽に苦しむ社会だからこそ桁外れな右肩上がり経済が実現したというか、優勝劣敗というか強いモノが正義という、ハラスメントや差別などが普通に横行していた世界だったから、日本は突き抜けた繁栄を極められたのかな?とも思った・・・ナニ金の世界は、現在世界1発展している中国社会に似ている気がした。

だから、ナニ金は今のコンプライアンスで金縛り状態の日本なんかより中国でウケると思う。

別に差別や暴力を肯定しているのではないが、ナニ金の「昭和」の勢いはバイタリティーに溢れていて面白い。

今日は職場を早く出て、いつも乗っているのより数本前の有楽町線和光市行きに乗った・・・東上線乗り入れなので、池袋か小竹向原で西武線に乗り換えなければならなかったが、漫画に集中しすぎてハッ!!と気がつくと平和台で飛び降りた。

またやってしまった!

再びスマホを見ると永久に帰れないので、小竹向原まで見ないで各駅停車の小手指行きに乗ってひばりヶ丘まで行くと・・・いつも乗っている列車がやってきた。

電車での漫画はタイムマシンなのだ。