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Prowler / IRON MAIDEN [カバー曲演奏]

過去最大級のライブ




今回のカバー曲演奏はイギリスのHeavy Metalバンドの IRON MAIDENのファーストアルバムに収録されている「Prowler」という曲です。






1970年代前半に活躍したパープル・ツェッペリンなどの大御所バンドの勢いが墜ち、1970年代後半に入るとロンドンはピストルズを筆頭にパンクバンド全盛となり、UFOやジューダスプリーストなどのハードロックバンドが頑張っていたもののバンクムーブメントに飲み込まれていた。

そんな混沌としたロンドンで1979年にNew Wave Of British Heavy Metalブームが巻き起こり、突然IRON MAIDENが現れた。

そんなNWOBHMの状況を伊藤正則氏が「事件」として日本に紹介し、俺たちもIRON MAIDENファースト・アルバム1曲目の「Prowler」を演奏した。

IRON MAIDENはパンクの勢いとHardrockのスタイルが合体した感じで、NWOBHMのバンド達の中でも別格な異次元の勢いを感じた。

そして1981年、セカンドアルバム「Killers」を引っ提げたIRON MAIDENの待ちに待った初来日となった。


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俺も大阪肥後橋にある旧フェスティバルホールに参戦した。


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会場では革ジャン、鋲やトゲのスタッズリストバンドなどのヘヴィーメタルファッションのファンを多く見かけ、俺もその中の1人だった。

そして、演奏開始の瞬間から会場全体が爆発した。

まるで催眠術にもかけられたみたいに、気がつくとライブは終わっていた・・・汗だくで声はガラガラで疲れ切っていた。

帰りの地下鉄肥後橋駅には割れたサングラスや裸足の奴が多かった・・・俺も外タレを沢山見てきたけど、このライブが最大のマグニチュードで、買った「Tシャツ」や「ワッペン」、「パンフレット」などを無くさずに持っていたのが奇跡だった。


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一体どういう演奏だったのか?は、その後NHK-FMで放送されたライブ録音を聴いた。

あれは凄かったのだ。