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今年を振り返る [日記]

2022 MOTO-GP




今年のMOTO-GPを振り返ると、クアルタラロが不憫だった事に尽きる。

YAMAHAが2022年のエンジンにトラブルが出たため、去年の非力で時代遅れなエンジンを使ったが、クアルタラロはドゥカティに直線で別カテゴリーとの混合レースの様な速度差で抜かれていたが、最後まで諦めず健気な走りが痛々しかった。

経費削減でじり貧のYAMAHAは、来年はいよいよワークスのみの2台エントリーで、今年MOTO-GPから撤退したスズキに似てきた。

しかも、クアルタラロのチームメイトは何の期待も出来ないモルビデリの続投で、かなり厳しい状況。

ただ、今年の「WithU」というサテライトチームが、ワークスにどれだけ役だったのか?を考えると闇雲にチームを増やせばよいというのでも無い・・・YAMAHAは役立たずなサテライトチームを切り捨てて身軽になったエネルギーを開発に回す方が有意義だと考えたのかも知れない。

確かに最終戦終了後に行われたテストでは、それまでのテストで好感触だった来期のエンジンが突然パワーダウンしたが、その情報を100%真に受けるのも時期尚早な気がする。

一方エースのマルケスの怪我で今年1年が台無しになったHONDAだけど、マルケスのチームメイトが撤退したスズキのジョアン・ミルになり、来期はワールドチャンピオンのタッグになるので今年のような大崩は無さそう。

マルケスが完全に復調すれば、数で圧倒するドゥカティ勢との優勝争いが見れると思う。

そして興味津々なのがドゥカティ。

今年チャンピオンに輝いたバニャイアと、グレシーニからワークスに昇格するエネア・バスティアニーニが同じマシンでガチンコ勝負になるのが見物で、俺はペッコよりバスティアニーニの方が速いと見ている。

トップ集団でドゥカティの両雄が駆け引きをしている中にマルケスミサイルが飛び込んでかき回す展開になれば、非力なYAMAHAにも勝機はあると見ている。

いずれにせよ来年のMOTO-GPは、今年より面白くなりそうなのだ。