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クリスマス・イブ [日記]

メリクリ

土曜のクリスマスイヴに仕事ってどうなんだろう?と思いながら出勤。

最近はクリスマスも正月も関係なくなってきたが、子供の頃はクリスマスはちょっとしたイベントだった。

大阪の北区肥後橋で働いていた父が、クリスマスになると毎年モスクワのシェフがいる大きな洋食店のクリスマスケーキを買ってきてくれた・・・生クリームが少し堅くてリキュールの香りがして、子供ながらも「このケーキはそこら辺で売っているのとは格が違う」と思った。

母も張り切って骨付きの鶏のもも肉などを作っていた。

父が亡くなる少し前に、父が暮らしていた奈良に行った時、話題が「8ミリ」になった。

俺が子供の頃、ビデオカメラなんてまだ無かったので、俺の実家ではクリスマスなどのイベント時には8ミリフィルムの映画を撮影していた。

まだ8ミリなんて残っているのか?と父に聞くと、「まだ残してる」と2階の物置部屋がら多量の8ミリフイルムが入った箱を持ってきた。

これ見れるか?と聞くと、映写機もあるというので東京に宅急便で送ってもらい、幾つかのフイルムを映写したのをデジカメでムービー撮影したのに音声を乗せてDVDに編集して奈良に送ると父は喜んでいた。

なので、俺が動く動画として残っている最古のものはクリスマス。

フイルムを回すと、いきなり「おかん」登場。


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俺登場。


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母の前で光っているのがクリスマスケーキの上に立つサンタクロースのローソクで、俺はまだ自力で食べられないのでスプーンで口元に運んで貰っているが、母がペットに餌をやる様に使っているクルクルねじれた長いスプーンは俺が大人になってもまだ実家にあった。


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ま、日本人にとってクリスマスって、うちの両親も含めて若い人達のイベントかなと思うのだ。