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Masquerade Game 1989 [My performance Archives]

俺流の様式美系ネオ・クラシカルハードロック

今回紹介する「Masquerade Game」という曲は、MargeLitchが1989年制作した「デモテープ5」収録のテイクの一部再録音バージョンのデジタルリマスター版です。






世良純子さんの作詞なんだけど、俺が世良さんの歌詞で一番気に入っているのがMasquerade Game。

当時は音楽性の模索をしている時期で、ハードからポップな色んな曲を作って試していて、Masquerade Gameは世良さんの驚異的な音域を生かす為に作った俺流の様式美系ネオ・クラシカルハードロック。

この曲は俺が大阪でバンドをやってきた時に作った「Stealer」という曲から派生したスピンオフ曲で、ギターソロの後半にその名残がある。

この曲も長く演奏して色んなバージョンがあるが今回紹介した「デモテープ5バージョン」が原型で、その後もイントロやエンディングなど色んな部分をアレンジしたけど、最後までソロパートが決まらない曲だった。

因みに最後に演奏したのは「タマちゃんマージュ」で、結果的にそれが最終形となるが、俺はその時のアレンジが一番気に入っていて、今振り返れば「やっと最後に決まったんだな」と思っている。

「デモテープ5」は、トリオ編成のMargeLitchに世良さんが加入して「デモテープ4」を作った後、ギターの小菅氏が加入してドラムが長倉君に変わった頃に制作したが、今回紹介した「Masquerade Game」は2本のギターの音質を揃えるためギターパートなどを録り治し「デモテープ6」に再収録したバージョン。

録音はMargeLitch自前の録音機材のオープンリール8chMTRで、演奏はVo世良、Ba関Kyo 、Dr長倉、Gu小菅・横山。

使用ギターはNo1ストラトで、ピックアップはリアがSEYMOUR DUNCANのSHR-1b Hot Rails、センターはダミーで下にワイアレスのトランスミッターを埋め込んでいて、フロントがDIMARZIOのHS-3。

この曲は何度もアレンジを繰り返したので、別バージョンはまた今度紹介しますのだ。