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2022年MotoGP第20戦(最終戦) バレンシアGP [モータースポーツ]

マルティンPP




チャンピオン争いで後が無くなったクアルタラロは、相手のリザルトよりとにかく自分が優勝する事が絶対条件なので厳しくなり、予選も4位に終わった。

一方初めてのチャンピオン獲得のプレッシャーでバニャイアは8位。

そしてマルケスが2位に食らいついた。


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ドライコンディションで行われた決勝は、予選5位のリンスが飛び出してホールショットを奪った。

クアルタラロはミラーとバニャイアとの混戦で6位まで後退、この3台がやりあった事でタイムを落とし先頭集団とに埋められない差が出来てしまう。

クアルタラロはドゥカティワークスの2台を引き離し、単独で先頭集団を追うが追いつかず、スズキのリンスが優勝、クアルタラロは4位に終わりバニャイアのチャンピオンが決定した。

しかし、結果知って言うのもアレだけどリン・ジャーヴィス氏によれば、直線でドゥカティに全く刃が立たなかったYAMAHAの今年のエンジンは2021年と同じ馬力だった・・・だから最初から勝てるはずが無く、毎レース後ろから数えた方が速かったモルビデリが今年のYAMAHAの妥当な順位だった。

とにかくクアルタラロが不憫で見ていられなかったが、マルケスと違って転倒もせず最後までギンギンに攻めきった走りはチャンピオンライダーの風格に満ちていた。

思うにYAMAHAもホンダも日本で開発したパーツをヨーロッパに運んで試す方式を改善しないとドゥカティ有利は崩せないと思うが、それ以前に日本メーカーは撤退するスズキも含めてガソリンエンジンでのレースそのものに情熱を失っているのかも。

それを象徴するかの様に、マルケスは始めて優勝無しのシーズンとなった。

ま、俺もMOTO-GPを見る情熱が年々冷めていっているが、テレビを見ているだけの俺ですらこの状態なのに、クアルタラロはよくこんな状況でヴィニャーレスの様に契約解除で出ていかなかったなと驚く。

これは大変なことやと思うよ。

おーん。