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Finale~最終楽章~ [My performance Archives]

MargeLitchデモテープ4バージョン



今回は、MargeLitchで長く演奏していた「Finale」という曲です。

世良純子さんがMargeLitchに加入して最初に作った曲が「Finale」。

「Finale」は長く演奏していたので、2枚組CD「悲劇の泉」などにも入っていて色んなバージョンがある。

今回紹介するバージョンは、1989年制作MargeLitchの4作目のデモテープ「MAGE LICT」収録のリマスターバージョン。

MargeLitchを結成してボーカルが脱退し、ボーカリストを探しながらトリオ編成で活動していて、目黒のライブハウスで対バンになった世良さんがリハで歌ったのを聞いて「探していたボーカリストが見つかった!」と思った。

MargeLitchに誘ったものの返事は「出来ません」って事で、音楽性をボーカルに合わせるという事で渋々納得していただき、ゴリゴリのメタルバンドが急転スローバラードをやる事になった。

「デモテープ4」のレコーディングではアコギを弾いたり、世良さんがお友達から借りてきてくれたKORG「TRIDENT」というデカくて重いアナログシンセやKyoのMoog 「TaurusⅡ」というアナログシンセの足鍵盤などを導入している。

演奏はボーカル:世良、ベース:Kyo、ドラム:工藤で、バックの録音を奈良市のスタジオJEWELで、ボーカルを東京で録音。

奈良での録音はオーバーホールしたばかりのKyoのビンテージ・アンペグ V-4Bがクラッシュしたり難航を極めた。

演奏はボーカル:世良、ベース&キーボード:Kyo、ドラム:マコト。

録音はFOSTEX-8ChオープンリールMTR。





ギターはエレアコは世良さんのYAMAHA APXをお借りしたのは覚えているが、その他は覚えていないので当時のライブビデオで確認すると、No-02ストラトを弾いていて、FLOYDROSE搭載で、リアピックアップがBill Lawrence L-90、センターダミー、フロントはDIMARZIO HS-3、配線は3点切り替えSW+ワンボリューム。


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「デモテープ4」制作の後、MargeLitchは音楽性をポップからハードな曲まで色々模索する事になり、ファーストCD「ファンタージェン」を制作する辺りまで試行錯誤が続いたんだけど、結果としてFinaleが似合う音楽性に落ち着いたという事は、最初に浮かんだイメージがそれほど外れていなかったんだなと思った。

また、Finaleの別バージョンやライブテイクなども紹介して行きますのだ。