SSブログ

死後の選択 [日々のあれこれ]

記憶の消去




長く生きれば生きるほど嫌な記憶は増える。

人間誰しも完璧では無いので、人生の中に無数にある選択肢を完璧に間違わずに選べる人はいない。

だから、忘れてしまいたい記憶が次々と堆く積み重なっていく。

最近はアニメ「鬼灯の冷徹」で腹筋崩壊の日々なんだけど、何十話も見ていると地獄の世界だけで無く、輪廻転生みたいな事もあるのかな?と思考が麻痺してくる。

もし、地獄とかの「死後の世界」があったとして、自分が死んで天国に行くか地獄に落ちるか、地獄の中でも具体的にどの地獄でどんな刑罰を喰らうのか?とかを決める裁判があるとして、それを決める閻魔大王が俺に「お前は生まれ変わりたいか?」と聞かれたら、これまでの俺は「現世での記憶を消去せず来世で引き続き使えるのであれば転生させて欲しい」とお願いするつもりだった。

でも、現在の俺が転生しているとして、俺の前世での記憶は消去されている・・・始めて訪れた場所なのに知っていると思うデジャビュ現象は過去の記憶という説もあるが、とりあえず俺に前世の記憶は無い。

極稀に、前世の記憶を持っている外国の子供とかの話を聞くが、彼らが最近のアニメの様に前世で魔王だったスキルをそのまま持って平凡な村人として生まれ、最初から絶大な能力者として賢者に成長するみたいな事にはならないようで、「生まれ変わる前に住んでいた場所に行きたました」程度の話ししか聞かない・・・その程度なら要らないかな。

やはり俺は転生したくないので、新米獄卒として地獄に残るのだ。