思いこみと妄想

ホラーな展開




時々ここでも取り上げている某オカルト系YouTuberのHさんがいよいよ壊れてきた。

HさんのYOUTUBEの更新記録を遡ると、HさんがYOUTUBEに動画をアップするようになった当初の内容は子供教育に関する意見だった・・・その頃のHさんはUFOとか宇宙人の話は全くしなかった。

で、俺がHさんの存在を知った時は、既に神やUFOなどの不思議関係の動画を１日に何本もアップしていた。

個人で何年間にも渡って１日も休まずに連日何本もの動画をアップし続けているのは、世界でHさんだけだと思う。

当然ネタは限られているので、1本の動画の大半は過去にアップした動画をくっつけているだけだが、一日の大半を動画制作に費やす事が、誰からも相手にされない孤独なHさんのたった1つの生き甲斐になっている。

Hさん動画の特徴は、最初の数分だけ新しい内容というか、毎回同じ事を言っているだけなんだけど「新規に録画」したもので、残りの大半は過去動画を何本もくっつけている。

Hさんの言動に変化が起き始めたのは、Hさんが主催する勉強会で光る球が目撃された事が切っ掛けで、その事も最初は大した問題として取り上げていなかったのが「事件」と呼ぶようになり、最近ではHさんの書斎で多量の小さなUFOが乱舞したり、大雨が降る音が突然収録している動画に入り込んだりしている。

Hさんはそういう現象を、撮影した当初は事実だけを報告していたが、次第にHさんが「上のかた」と称する神による自分への合図だと真顔で語るようになる。

俺もHさんの神の動画を見てみたが、部屋を乱舞する極小UFOは花粉などの埃が部屋の中で舞っているだけだし、「大雨の音」はマイクを接続しているパソコン側の電気的なエラーで、断じて「雨音」なんかでは無い。

しかしHさんは窓の外を通り過ぎる工事業者の、磨りガラス越しに見える姿をアダムスキー型UFOだと断定するなど、自分に都合の良い解釈を押し通すだけで無く、最近はそれは神の所行で、神に認められた自分だけが享受出来る奇跡なんだと主張し始めた。

もちろんHさんの問題動画に真面目に間違いを諭す人も現れるが、Hさんは「自分は嘘をついていない」「本当に起きた事実である」「合成などのねつ造はしていない」と、論点をずらして忠告を受け入れるどころか、怒りながら善意の忠告を全否定して反発している。

問題はHさんが嘘をついているかの真偽では無く、「埃が写っているだけ」だったり「電気的トラブル」だったりするだけなんだけど、「私は正しい」と頑なに持論を曲げない・・・こういう輩を何処かで似たようなのを見た気がすると思ったら、カルト宗教の入信者の姿で、自分の意見に楯突く奴は神を冒涜する悪魔という図式。

そして最近は不思議ネタも尽き、連日の動画制作にも疲れ果てたのか、自分の動画が世間で笑われている事に怒り、理不尽な弾圧に立ち向かっている自分の姿に感極まってカメラの前でさめざめと泣いている・・・正気を失っていて今すぐ病院に入院しなきゃいけない状態に見え、本人も自覚があるのか？「自分は狂っていない！」と主張していて気味が悪い。

最近のHさんの動画はホラーなのだ。