建設ラッシュ

旧オリンピック村




少し涼しくなってきたので、職場の隣にある晴海に行ってみた。

というのも、閉鎖されている晴海の一番先にある公園が今月で新装オープンするというニュースを見て、一体オリンピック村の様子はどうなっているのか？も気になるのでバスに乗って偵察に行ってみた。

地図で見ると、普段通勤で健康のために月島駅から勝どき駅まで一駅歩いている距離の少し長い位だろうと思っていたんだけど、とてもじゃないが歩いて行ける距離ではなかった。

路線バスで終点の晴海埠頭まで乗ったんだけど、バスがオリンピック村に差し掛かると異様な光景に変わった。

恐らく全ての建物が一斉に工事を始めたからなんだと思うが、全てのエリアが立ち入り禁止になっていた。

交差点に信号機が無く、何人ものガードマンが立っている。

横断歩道どころか歩道そのものが立ち入り禁止にバリケードでガードされていた。





防護壁で覆われた建設エリアへの入り口毎に数人のガードマンが立っていて、工事車両が出入りする度に人力で大きな門を開け閉めしている・・・重労働なんだけど、よく見かけるヨボヨボの爺さん警備員は1人も見かけなくて、全員若い男性だった。

とにかく警備員の数だけで相当の人数だった。

恐らく道路から歩道まで「街」を一気に完成させるんだと思う・・・だから、それまでは工事関係者以外は立ち入り禁止なんだと思う。





可能な限り歩き回ってみたが、日本中の大手ゼネコンが全部集まっている感じで、最近の日本は景気が悪いというが、晴海は建設ラッシュで沸き返っていた。





ただ、場所は・・・全ての高層マンション群が一斉に完成すればコンビニやスーパーが乱立するのかもしれないが、交通の便は凄く不便な場所なのは変わらない。

今のところバスしか交通手段が無く、それに乗って「勝ちどき」などの駅に向かうんだろうけど、東西線の車両の半分程の小さな大江戸線の車両に街1つ分の通勤者が収まるとは思えない・・・通勤は地獄だと思う。

もう一つは、ベイエリアという付加価値で高層マンション群は億ションになるんだろうけど、見晴らしは隣のマンションの部屋が見えるだけで、東京湾どころか隅田川の花火も見えないだろう。

そんな物件が売れるのか？と疑問だけど、建設は凄まじい勢いで進んでいる。

聞いた話だとベイエリアの不動産屋は好景気で濡れ手に粟状態らしく、メボシイ物件は完成する前から中国や韓国のお金持ちが買っているらしい・・・実際に自分が住むのでは無く投資だと思うが、世界一の治安の良さとインフラが整備された東京の街が円安の破格値なので飛ぶように売れているらしい。

もうすぐ人工島に街が1つ出現するのだ。