選ぶ事の難しさ

選択の基準





新年度から仕事の勤務態勢が楽になると聞いていて、実際その通りになった。

すると不思議なもので、楽器を弾いたりパソコンに向き合う時間が増えてきた。

今日も朝から、整理したデータの中からファイルを選んで動画制作とやろうと思って、ある動画ファイルをクリックした。

すると、すっかり忘れていた曲が始まった・・・「ああ、懐かしいな」とかでは無く、俺も遂に痴呆症になったのか？と思うほど完璧に忘れていた。

善光寺で「御戒壇巡り」をやった人なら判ると思うけど、俺はあそこで「これまでの人生で本当の闇というのを経験していなかった」と思った。

一点の灯りも無い、まさに漆黒の闇だったが、それと同じで一欠片の記憶もなく完璧に忘れ去っていた・・・もちろん何度か聞くと「ああ、そういえばこういう曲やったな」と想い出したが、最初は全くの新曲を聴く気分で、得した気分だった。

さて、当ブログのコンテンツとしてその曲なども紹介したいが・・・例えばその曲は音が異常に悪かった。

ファイルを整理しながらライブのデータを取っているので、1つ前ののライブを確認するとアレンジが違って、1つ後のファイルを確認すると音声をリマスターすれば何とかなりそうで、その次のライブはメンバーチェンジがあって問題の曲はやらなくなってしまった。

たぶん3回位しかライブで演奏していない曲だと思う・・・だから記憶から消えていた。

その時、自分のバンドの事なのに「こうやって調べてみないと判らない事もあるんだな」と驚いた。

どのライブの映像がデキがよいか？を選ぶのに時間が掛かるので、選ぶ基準を決めた。

例えば同じ曲であれば、撮影しているカメラの画質や台数の多い方優先とか、滅多に演奏しなかった曲とか、色々検討中。

何事も、選ぶのは難しいのだ。