SSブログ

2022年MotoGP第3戦 アルゼンチンGP [モータースポーツ]

アレイシ・エスパルガロPP




ロシアのウクライナ侵攻により貨物便が減っている影響で資材・機材が搬送遅延となり、FPセッションと予選に影響が出てドタバタのGPとなった。

予選は好調だったクアルタラロがドゥカティのミラーに妨害されて6位という苦しい位置、もちろんミラーはペナルティーだが後の祭り。

マルケスは目の不調で不参加、代役のブラドルは最下位・・・マルケスの出場が非常に不安定なので、ホンダはもう少し早いライダーをリザーブにした方が良いと思う。

ポールを征したのはアプリリアのアレイシ・エスパルガロ。


04.05.01.jpg


ドライで暑くなった決勝は、ドゥカティのマルティンがホールショットを奪い、ポールのアレイシとホンダのポのエスパルガロ兄弟が追う展開だったが、レース中盤にポル・エスパルガロが転倒リタイアで、スズキのリンスが3位。

クアルタラロはスタートで出遅れ、その後も苦戦を強いられる・・・直線の長いテルマス・デ・リオ・オンドではYAMAHAのエンジンパワーでは集団から抜け出せない。

ホンダもポル・エスパルガロがリタイアしてしまうと、後は惨憺たる状態で、日本メーカーで安定しているのはスズキだけ。

驚いたのはアプリリアのパワーで、アレイシが直線で3度もトップのマルティンを追い抜いた。

レースはアレイシがポール・トゥ・ウィンで、モトGP参戦200回目にして初優勝!

王者クアルタラロは8位、モルビデリはタイアのパンクでリタイア、ドヴィツィオーゾもフロントのホールショットデバイスのロック解除のミスで20位に終わった。

今年のMOTO-GPは、軸になる王者不在の混戦で始まった印象・・・前戦がKTMで今回がアプリリアというのは数年前までは考えられなかった。

第5戦からのヨーロッパに戻れば落ち着くんだろうが、注目はマルケスが何処で戻ってくるかだと思う。

次のアメリカズGPはマルケスが大得意なだけに、レースを盛り上げるためにも戻ってきて欲しいのだ。