2022年MotoGP第2戦 インドネシアGP [モータースポーツ]
クアルタラロPP
予選は天気に振り回されたが、クアルタラロが自分の定位置に戻ってきた。
復調傾向にあったマルケスが転倒からの脳震盪で決勝レースを棄権した。
激しいハイサイドでランオフエリアの硬いアスファルトにたたきつけられた。
マルケスの転倒といえば野球の足からのスライディングの様に上手にスーッと滑っていくイメージだったが、今回は昔の2ストローク500時代のハイサイドみたいなキツいやつだった。
マルケスは脳神経に複視の古傷を持っていて、インドネシアからスペインに帰国する途中に再発が確認されたらしい。
早速YAMAHAに不満を持ち契約保留中のクアルタラロのホンダ移籍が取り沙汰され、リン・ジャーヴィスはクアルタラロが抜けた場合は2021年のSBKチャンピオン「トプラク・ラズガットリオグル」の名前を挙げている。
気になるマルケスのハイサイドの原因はタイヤなのか、それとも最近ホンダのマシン開発「マルケス専用機から誰にでも乗りこなせる方向」の副産物なのか、いずれにせよマルケスは今年のマシンは乗りにくいとコメントしている。
マルケスのマシン・セッティングがコースを限界まで攻めることというか「転倒」する事で限界点を探る超ハイリスクな方法なので、いつかこうなるだろうという心配が本当になった感じ。
動画を見ているとハイサイドを起こす前にも、コーナー入り口付近で少し滑っている。
謎はリアタイヤがズルッとアウト側に滑った時にグリップして飛び上がったんだけど、エンジンの音はスローのままでハイサイドでタイヤが空転するまでエンジン音に変化はなかった。
普通はコーナー出口でアクセルを開けトラクションが掛かった時というか、早く開けすぎでハイサイドが起きるんだけど、今回のマルケスはスロットルを閉じたままでリアが滑った・・・消去法だと原因はリアブレーキか?
でも、マルケスはリアが滑っても動じないというか、ドリフトでマシンをスライドさせて向きを変えていたが、その時「よくこんなにタイアを滑らせて最後まで持つのか?」と驚いたが、マルケスが意識して滑らせている時のハイサイドというのは余り見たことがないというか、これまではステップから足が外れる様なハイサイドても絶妙のバランスで立て直していた。
そもそもマルケスは滑りには強いというか、両手でハンドルを押さえ込み、前輪だけの「一輪車」みたいな走りなので、今回マシンから振り落とされたのは右上腕骨折が治りきっていなくて押さえ込めないとか、何か他に原因があるのかもしれない。
豪雨によりスタートディレイ、周回数が短縮で行われた決勝は、雨に強いKTMのオリベイラが優勝、ポールからホールショットを奪ったものの5位まで順位を落としたクアルタラロが後半追い上げて2位、3位にザルコが入った。
もしマルケスのハイサイドが「脱マルケス専用機」なマシン開発によるものであったとすれば、「それだけの犠牲」を払った順位が、エスパルガロが12位、マルケス弟が13位、中上は19位というのは痛すぎる。
今回はフル・ウエットレースに加え、テストとは異なるタイア、路面の剥がれやすい再舗装、周回数の変更などドタバタだらけのGPだった。
雨が苦手のクアルタラロが2位で終えたというのは次戦も期待できそうなのだ。
予選は天気に振り回されたが、クアルタラロが自分の定位置に戻ってきた。
復調傾向にあったマルケスが転倒からの脳震盪で決勝レースを棄権した。
激しいハイサイドでランオフエリアの硬いアスファルトにたたきつけられた。
マルケスの転倒といえば野球の足からのスライディングの様に上手にスーッと滑っていくイメージだったが、今回は昔の2ストローク500時代のハイサイドみたいなキツいやつだった。
マルケスは脳神経に複視の古傷を持っていて、インドネシアからスペインに帰国する途中に再発が確認されたらしい。
早速YAMAHAに不満を持ち契約保留中のクアルタラロのホンダ移籍が取り沙汰され、リン・ジャーヴィスはクアルタラロが抜けた場合は2021年のSBKチャンピオン「トプラク・ラズガットリオグル」の名前を挙げている。
気になるマルケスのハイサイドの原因はタイヤなのか、それとも最近ホンダのマシン開発「マルケス専用機から誰にでも乗りこなせる方向」の副産物なのか、いずれにせよマルケスは今年のマシンは乗りにくいとコメントしている。
マルケスのマシン・セッティングがコースを限界まで攻めることというか「転倒」する事で限界点を探る超ハイリスクな方法なので、いつかこうなるだろうという心配が本当になった感じ。
動画を見ているとハイサイドを起こす前にも、コーナー入り口付近で少し滑っている。
謎はリアタイヤがズルッとアウト側に滑った時にグリップして飛び上がったんだけど、エンジンの音はスローのままでハイサイドでタイヤが空転するまでエンジン音に変化はなかった。
普通はコーナー出口でアクセルを開けトラクションが掛かった時というか、早く開けすぎでハイサイドが起きるんだけど、今回のマルケスはスロットルを閉じたままでリアが滑った・・・消去法だと原因はリアブレーキか?
でも、マルケスはリアが滑っても動じないというか、ドリフトでマシンをスライドさせて向きを変えていたが、その時「よくこんなにタイアを滑らせて最後まで持つのか?」と驚いたが、マルケスが意識して滑らせている時のハイサイドというのは余り見たことがないというか、これまではステップから足が外れる様なハイサイドても絶妙のバランスで立て直していた。
そもそもマルケスは滑りには強いというか、両手でハンドルを押さえ込み、前輪だけの「一輪車」みたいな走りなので、今回マシンから振り落とされたのは右上腕骨折が治りきっていなくて押さえ込めないとか、何か他に原因があるのかもしれない。
豪雨によりスタートディレイ、周回数が短縮で行われた決勝は、雨に強いKTMのオリベイラが優勝、ポールからホールショットを奪ったものの5位まで順位を落としたクアルタラロが後半追い上げて2位、3位にザルコが入った。
もしマルケスのハイサイドが「脱マルケス専用機」なマシン開発によるものであったとすれば、「それだけの犠牲」を払った順位が、エスパルガロが12位、マルケス弟が13位、中上は19位というのは痛すぎる。
今回はフル・ウエットレースに加え、テストとは異なるタイア、路面の剥がれやすい再舗装、周回数の変更などドタバタだらけのGPだった。
雨が苦手のクアルタラロが2位で終えたというのは次戦も期待できそうなのだ。
2022-03-21 23:36