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お水取り [日記]

春が来る




東大寺二月堂の修二会が本行に入り、「お松明」で二月堂の舞台から火の粉が舞った。

コロナ対策で拝観の人数を制限していて、「籠たいまつ」が上がる12日は拝観を中止するそうだ。

二月堂の修二会は天平時代の752年に始まり、一度も途絶えることなく続けられてきた「不退の行法」で、今年で1271回目。

奈良にはお水取りが終わると春が来ると言われているが、実際は奈良盆地の寒さはまだまだ続く。

東大寺二月堂は、京都の清水寺と同じ懸造と呼ばれる工法の舞台になっていて、奈良時代創建だけど江戸時代に修二会の失火で焼失している。

その時に二月堂本尊の絶対秘仏である十一面観音の光背が破損したが、残片を集めて板に貼り合わせていたが、2016年に保持板をアクリル板に取り替える修理が行われ約100年ぶりに裏面が公開され、俺も東大寺ミュージアムの特集展示で見たことがある・・・想像してのより大きかった。

二月堂の舞台からの眺めが好きで、いつもボーッと奈良盆地から生駒山を眺めている。

毎年この時期は奈良国立博物館でお水取りの特別展が開催される。

早く春が来ると良いね・・・もう寒いのはウンザリだ。

まだまだ極寒な東京にも来てくださいなのだ。