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どうにもならないこと [日記]

別れの順番




日常のアレコレを開けっぴろげに書いていらっしゃるHさんののブログを毎回楽しみに見ている。

Hさんとは面識は全く無いんだけど、同年代で俺とはバツイチの1人暮らしって所が共通点。

Hさんの最近の話題は自分の老後の生活の心配だったり、健康の事だったり、年老いた両親の心配などの記事が目立つが、一つ一つが痛いほど理解できる。

一番心配なのは自分の老後だと思う。

内閣府の「高齢社会白書2020年版」によると、60~64歳で働いている人は86%。60代後半は60%で、70代前半は42%。70代後半も3人に1人が働いている。

いつのまにか周回遅れにされてしまったお金持ちの中国人旅行者が日本に遊びに来ると「ヨボヨボの老人が働いているぞ!」と驚くらしい・・・裕福な中・韓の旅行者には日本が落ちぶれた後進国に見えているらしいが、こればかりは世界が弱肉強食のニューリベラリズムである以上仕方がない。

そして、世の中がどういう状況になろうと、自分や周囲が老いるというマッタナシな現実がある。

Hさんのブログに最近綴られている「親の心配」などは他人ながら身につまされると同時に、この手の話題を目にすると俺は親兄弟の心配に関しては卒業出来ているので心底ホッとする。

もちろん親や兄弟にはいつまでも健康で長生きして欲しかったけど、子供が老いてヨレヨレになってから親が亡くなると助けてくれる人がいない場合は体力的に厳しい。

俺も奈良に住んでいた父が亡くなった時は、遺族は東京在住の俺1人だけで・・・亡くなる前から東京と奈良の病院との往復や葬儀後の保険を始め様々な手続きと墓の問題も全て俺1人で片付けたので大変だった。

ま、誰もが親より長く生きれば経験する事だけど・・・次は自分の番なので、苦労した割には二度と役に立たないような無駄な経験だった。

老いる問題だけはどうしようもない。

何とかならないかとは思うが、何ともならないのだ。