障害疑似体験

かなり不便




よく健常者がバリアフリー体験で車いすで街に出て色々な難関に遭遇しているけど、最近右手を怪我してから風呂に入ることになった。

包帯部分を風呂の湯で濡らしたく無いので、スーパーにある半透明のビニール袋に手のひらを突っ込んで手首をヘアバンドで縛ってみた。

短期間の勝負に持ち込もうと、寒いが根性出してシャワーだけにしてみた。

袋に手を入れているだけで右手が全く使えないわけではないんだけど、何かの拍子で袋に穴が空いたらと思うと使えない。

頭を洗うときは、わざと左手だけで洗えるのもなのか？と試してみた。

洗えなくはないが、慣れないので上手く行かない。

頭を洗いながら・・・脳梗塞になって右腕に麻痺が出る後遺症が残ればこんな感じになるのかな？と思った。

上手く洗えないことより、当たり前に使えていた自分の身体が思い通りにならないショックの方が大きいだろうなと思った。

でも自分の身体が万全なままで寿命が来るとは考えられない。

こういう疑似体験をヨボヨボになって初めて経験するよりは、事前に少しでも知っておく事は有意義だと思うのだ。