ネットで情報収集

ダマシが多い




皆同じ事をやっていると思うけど、俺なんかは気になる楽器や機材はネットでどんなもんか確認して一番値段の安い所でポチってる。

なのでもう何年も楽器屋には行ってない・・・最後に行ったのは秋葉原で働いていた頃だから3年前だと思う。

購入者のレビューは、なるべくステマの無さそうな所のコメントを参考にしている・・・きまじめなベテランさんの警鐘書き込みは有難い。

動画も参考にするが、メーカーのお金が掛かっている広告動画の音は後処理でどうにでも出来るので、機能的な事しか参考にしない。

また、大きな楽器屋さんの作っている販促動画などの動画は「褒めることしかしない」ので、話半分で見ているが購入の参考にはしない。

それよりアマチュアが自宅でカメラのマイクで録音しているのとかを参考にしている。

最近見たエフェクター紹介系の動画で、あるユーチューバー・ミュージシャンが機材メーカーの社内でスマホ程度のカメラで録画しているのがあった。

音は一応アンプから出しているが、楽器の音の背後でメーカーの人の会話などが普通に聞こえるので音は相当抑えている。

ミュージシャンはエフェクターのつまみを操作しながら「こういうのを買えっていうんだよな！」「最近の若い奴は小さなペダルばっか！」とペダルを絶賛、周囲にいるメーカーさん達の満足げな笑い声が聞こえる。

かなり上から目線でコメントしているので、それなりに名の通ったミュージシャンなのかもしれないが、そんな事よりノイズが酷かった。

安物のパワーサプライ使ってるのか？アンプがボロいのか？ケーブルが断線しかけているのか？電車の高架の真下か？極悪な音なのにメーカーの人間は笑っていて良いのか？・・・とにかく出音とイコール位で、つまり会話と変わらない音量で常時ノイズが出ていて完全なゴミだった。

凄くお粗末な内容だったが、それに反して動画のコメント欄には信者の賛辞で埋め尽くされていて2度驚いた。

こういうのは政治家に多いけど、勇ましく論じる話術というか、皆「堂々とハッキリものを言う」勢いに騙されてしまうんだと思う。

どのジャンルにも露骨な発言の迫力に伏し拝んでしまう人間が一定数存在するが、落ち着いて中身を見極めないと失敗するのだ。