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平行宇宙 [宇宙]

別の宇宙にいるもう1人の自分




最近、最新宇宙論で「マルチバース」という言葉を耳にするようになったが、凄く興味が沸いたので少し調べてみたところ、全く荒唐無稽な説では無いらしい。

多元宇宙が存在する意味は仮説によってさまざまだけど、ザックリ言えば我々の宇宙というのと同じような宇宙が他にも無数存在しているという話だと認識している。

そもそも我々の宇宙がどれくらいの大きさか?といえば、まず地球は太陽という恒星の周りを周回している惑星で、太陽系という惑星系に属している。

太陽系は天の川銀河に属していて、天の川銀河には太陽のような恒星が約1000億個ある直径10万光年という大きさ。

そんな天の川銀河は、ラニアケア超銀河団に属していて、ラニアケア超銀河団には天の川銀河の様な銀河を10万個含んでいる。

しかし、このラニアケア超銀河団も宇宙全体のほんの一部分で、しかも宇宙は今もダークエネルギーによって膨張を加速さえている・・・ただでさえ超大きい宇宙が更に大きくなる方向に加速している。。

で、ビッグバンから膨張し続けている我々の宇宙と同じような宇宙が他にも無数に存在していると考えるのがマルチバース。

ただ、我々は縦横高さという立体空間に時間を加えた4次元の世界に生きているが、本当は11次元まであるとされている。

量子力学の世界の基本理論である「標準理論」は17種類の素粒子でこの世界を説明しているが、素粒子は「大きさがないモノ」として扱う・・・つまり「標準理論」には重量を扱えないという弱点がある。

そこで考え出されたのが一本のひもだけで説明する「超弦理論」で、ひもは長さを持つため、振動したり巻き付いたり出来るので質量の異なる素粒子として振る舞う事が出来るし、重力を取り込んだ量子重力理論にも適応できると期待されている。

そのひもの存在を仮定しようとすると、11次元が必要になる・・・しかし、我々は3次元しか目で確認できない。

11次元中、3次元に時間を足した4次元を「時空」とし、「余剰次元」と呼ぶ残りの7次元を高エネルギー加速器を用いて測定しようとしている。

この測定では、余剰次元効果で小さなマイクロブラックホールを観測出来るのでは?と期待されている。

まとめると、平行宇宙論は沢山の考え方があって、色んな仮説が立てられている。

我々の宇宙は無限の次元を持つ空間に浮かんでいる三次元の空間で、他にも様々な空間が存在するという考えや、我々の宇宙がブラックホールの中にあるのでは?という考えなどには「実験による検証可能性を欠いている」という批判があり、ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきではないという「オッカムの剃刀」に反しているという批判もある。

俺みたいなのが勝手に思うのは・・・平行宇宙は我々の宇宙の外側に別の宇宙があるのでは無く、「余剰次元の宇宙」であれば我々の目の前に「自分とうり二つのもう1人の自分が暮らす」宇宙があってもオカシクはない。

我々には3次元しか見えないが、目の前にあるかも。

ドッペルゲンガーって余剰次元の宇宙からこちら側の世界に抜け出てきたもう1人の自分かもしれないなどと思ったりするのだ。