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アニメのイントネーション [日々のあれこれ]

アニメ風関西弁




最近はNetflixで「弱虫ペダル」にはまっている。

このアニメもオヤクソクのスーパー能力者高校生の物語。

冴えないアニメ好きの高校一年生が、ひょんな事から自転車部に入って大活躍というお話。

ただ、スーパーヒーローモノとしては少しだけ異質な主人公で、小野田坂道は鬼滅の刃の竈門炭治郎風味というか、見た目はドラえもんののび太みたいな冴えない存在で、性格も臆病でビビり出すとワンピのウソップ並に騒ぎ出す・・・俺はこういうときはウザいので早送りで飛ばしているが「本人にその気は無いが勝ってしまう」みたいな強さを持っている。

そんな「弱虫ペダル」には関西訛りの登場人物が沢山出てくる。

同じ部で坂道君を常に理解して養護する赤毛の鳴子章吉君や、ライバル校の京都伏見高校のエース御堂筋翔も関西訛りの設定。

御堂筋は自分の事を「ボク」というが、鳴子はアニメ関西弁オヤクソクの「わい」と言う・・・「あしたのジョー」のマンモス西と同じだけど、俺は大阪や奈良に住んでいたけど、自分を「わい」という人間に出くわしたことは無かった。

自分を「わい」と呼ばせるほどステレオタイプなのが作っているアニメなので、声優の関西弁も文章にすると関西弁だけど発音が全然違う。

昔は奇妙な関西弁が気になってストーリーに集中出来なかった・・・しかし、東京が俺の人生で最も長く暮らした場所になった頃から、次第に変なイントネーションが気にならなくなり出した。

関西から遠ざかって時間が経ったというのもあるんだろうけど、奇妙なイントネーションに慣れたというよりは「ナンチャッテ関西弁」というカテゴリーとして認識する様になり、「けったいな関西弁」が気にならなくなった。

逆に「ゆるきゃん△」の犬山あおいの関西弁がマトモな事に違和感を感じたりする・・・声優の豊崎愛生さんが徳島出身なので正しい関西弁なんだけど、アニメでマトモな関西弁というのが不自然。

「けったいな関西弁」でないとアニメでは無いのだ。