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芸術の秋 [ギターの話題]

自宅スタジオの秋


コロナで学校の始まる日が変わっているらしいが、9月1日といえば毎日が天国だった夏休みが終わり、大嫌いな学校が始まる「死刑宣告」の日だった。

学生さんは大変だけど、俺は今年も芸術の秋で行こうと思う。

趣味の音楽もコロナが収まるまでは自宅でDTMなので、数ヶ月前からコツコツ進めてきた自宅レコーディングインフラの構築が、この秋に実を結べば嬉しいと思っている。


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さて、このブログでDTM日記として書いてきたが、現在イギリスのプログレッシブ・ロック・バンドのレジェンド「ピンク・フロイド」のアルバム「炎〜あなたがここにいてほしい」収録の名曲「クレイジー・ダイアモンド」を題材にして「シングルコイルピックアップの美味しさ追求」と「ブルースギターが弾きたい」をテーマに取り組んでいる。

曲に関しては、完成すれば当ブログに音声ファイルを貼るので、その時に色々とデータを紹介するとして、現在ギター・ソロが残っているだけの状態で、そろそろトラックダウンに入る感じ。

作成に俺以外の誰かが関与していないので、録音しながらある程度のバランスを取っている。

全体的なトラックダウンはこれから行うが、トラックに使うエフェクターとかセンド&リターンの増設とかは録音しながら行っている。

今回の目的の1つが「プリアンプを使いこなす事」なので、最近のDTMでのギター録音はクリーンで録音してアプリ内のアンプを使って音を作っているが、俺は昔のレコーダーで録音するみたいにリアルアンプを使っている。

だから、歪み具合などは録音後に変更できないので、気に入らない場合は録り直しになる。

それで今回気がついたのがプリアンプの音質。

録音専用アンプで使っているのは、ROCKTRONのPIRANHAなんだけど、これは内蔵のスピーカーシミュレーターを使ってもトレブルが異常に出る。

昔パワーアンプ~キャビネットで鳴らしていたときも、突き刺さる様な「虫歯にかき氷」みたいな硬質のトレブルで、それをどうしようか?と考えた。

ただ、ブーミーなローカットは当たり前として、突き抜ける高域は実際に出そうと思うと以外に難しかったりする。

特にデジタルマルチ内蔵のモデリング・アンプなんかは、大抵の場合高域を上げても膜を張った様なこもったくすみが取れない。

それなら、とりあえずウルトラハイを削らないで録音して、後からローパス掛ければ?と思った。

そういうのを試すためのコピー曲なので、とりあえずデフォルトのキンキンのまま録音して、ローパスでウルトラハイを整えてみた。

ピンク・フロイドをガチガチの堅い音で録音するのもアレだけえど、今回はテストなので。

録音したのを未加工で走らせた時のレベルが、他は弄らないでローパス掛けただけでかなり下がる。

試しにミキサーのEQを使わず、ギター1トラックにつき1つのローパスでやってみた。


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上手く言えないが「耳で聞こえる」以上に高域のレベルがあるんだと思う。

ハイ下げで録音したのと比べているわけでは無いので、何とも言えないというかブラシボーかもしれないが、なんかカラッとスッキリした感じだけど、音はブルースの世界とは真逆かもしれない。

さて、トラックダウンが終われば完成なのだ。