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2021 MotoGP第12戦イギリスGP [モータースポーツ]

ポル・エスパルガロPP



ブリティッシュウエザーが心配されたが、決勝も凄い曇り空だったけどなんとかドライで持ちこたえたシルバーストンだった。

予選は久しぶりにホンダがポールをゲットした。

ポル・エスパルガロはホンダ初、2度目のポールだった。


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決勝は、ポールスタートのポル・エスパルガロがホールショットを奪い、クアルタラロが続き3位にアプリリアのアレイシ・エスパルガロが上がってくる。

ロッシが国際映像の片隅に入れる位なので、上位陣はタイヤのライフが問題なのか余り飛ばさずレース後半勝負で周回を稼いでいる感じ。

やがてエスパルガロ兄弟のトップ争いになり、5周目に後方で様子を見ていたクアルタラロがトップに出ると後続を引き離してゴールまで危なげない一人旅だった。

2位は10番グリッドから追い上げたスズキのリンス、3位はドゥカティのミラーと激しいバトルを繰り広げたアレイシ・エスパルガロ。

アプリリアは4ストになって始めての表彰台となった。

群雄割拠というか、ルールによりアプリリアなどは優遇されてはいるが、各メーカーの実力が拮抗していて、1位ヤマハ、2位スズキ、3位アプリリア、4位ドゥカティ、5位ホンダ、6位KTMとトップからエントリーしている全てのメーカーが並んだ。

意外だったのは、高速サーキットなのにドゥカティにいつものようなパワーを感じず、むしろスズキのマシンの方が速さで目立っていた。

我らのクアルタラロは現在最も乗れている感じで、既に風格あるチャンピオンの走りになっている。

ヴィニャーレスの契約破棄による影響も微塵も感じさせないのは、王者として相応しい。

ヴィニャーレスの抜けた穴をクラッチローテストライダーが埋めているが、リン・ジャービスによれば来期の契約を前倒しで、ミザノGP辺りから怪我から復帰するペトロナスのモルビデリがワークス昇格でヴィニャーレスのマシンに乗り、モルビデリの抜けた所にドヴィツィオーゾが入る。

ドヴィツィオーゾは、今期はモルビデリの型落ちマシンに乗り来期は最新ファクトリー機。

という事で、来期のヤマハはロッシの後に誰が入るかだけで、他はこれで決まった。

ヤマハからすれば出戻りになるドヴィツィオーゾは「精神的に浮き沈みの少ない」、安定して速い「上手い」ライダーなので、突然のアクシデントの中ではベストの選択をしたと思う。

今年最後まで仲が良いロッシと組むのも良いと思う。

ロッシの後釜が誰なのか、気になるのだ。