マッドマックス「怒りのデス・ロード」 [ドラマ・映画・アニメ・漫画]
凄いギタリスト発見
オリンピックが退屈なので、今更ながら「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観た。
俺はマッドマックスは1作目が一番好きで、2作目「マッドマックス2」も悪くないが、思い入れのあったフォード・ファルコン改のV8インターセプターが映画の冒頭で破壊されてしまったのが残念でその後は興味半減でよく覚えていない。
そして「マッドマックス/サンダードーム」でこのシリーズは終わったと思った。
なので30年ぶりに新作が出来たと知った時も、マックス役がメル・ギブソンでないし全く興味が沸かなかった…「マッドマックスはカワサキ・Z1000のバーンアウトでしょ!」と思いながら、とりあえず「怒りのデス・ロード」を観た。
ターミネーター3の様に、俺の中にあるターミネーター2での思い入れを根こそぎブチ壊してくれるものだと思っていたら、最高に良かった。
相変わらず登場人物達と改造された車両は全て超個性的な独特の世界なんだけど、今回はコーマ-ドーフ・ウォーリアーというギター奏者が最高に気に入った。
こいつは演奏で戦いを士気高揚・鼓舞する軍楽隊および陣太鼓のような役目を担っており、軍用トラックを改造してスーパーチャージャー付きV8エンジンを搭載した「ドーフ・ワゴン」に乗って演奏しながら行軍する。
ドーフ・ワゴンの後部はドーフ・ウォリアーが4人編成で太鼓を叩くリズムセクションになっている。
ギター奏者は、ドーフ・ワゴンの前方に設置されたフロントグリル・ステージから伸縮ロープに吊るされた状態で火炎放射器ギターを操る…ネックの先辺りから火が出る。
メタルボディーのダブルネック・エレキギターで炎をまき散らしながらパワーコードでリフを刻む姿が勇ましく、伸縮ロープに吊るされるなどの過激なアイデアが凄く良くてマリリン・マンソンのギター版みたい。
ダブルネックは、上が6弦で、下がリバースヘッドの4弦ベース、弦の並びは一般的な右利き用のギターだけど、ネックが長く見えるのでひょっとするとスーパーロング・スケールかも。
ギターを弾くときはピックを使っている。
しかしベースは何故か指弾きだ!
ギターアンプやベースアンプは見あたらず、フット・ライトを設置したステージ後方がスピーカーの壁になっていて、ボックス、ラウド、ホーンスピーカー、サブウーファー、アクセサリーとしてトランペットなどの管楽器も取り付けられていて、重低音を戦場に轟かせる。
ギターサウンドはダウンチューニングのゴリゴリのドンシャリかなと思ったら、意外にミドル域を強調した一昔前のハードロック系の音で、パワーコードでリフだけを刻むには非力というか、ソロ系の音だった。
因みにメイキングビデオを見ると、このギターとスピーカー群からは実際に音が出ている!
ギター奏者は、普段は伸縮ロープにビョーンって吊るされて、ダレ~っと寝ている。
しかし戦闘が始まると飛び起きて張り切る!
炎をまき散らしながらギターを弾くのは勇ましいが、実戦は極めてひ弱でギターもマックスにアッサリ奪い取られてしまう…この辺りのキャラ設定もかなり俺好み。
ギター奏者は生まれつきの盲目で、何者かに襲撃され斬首された実母の頭部の皮を剥いて作ったマスクを被っている。
しかしマックスに殴られてマスクが剥がれてしまう。
マスクが取れてしまって怒り狂う!
ドーフ・ワゴン以外にも、次々と出てくるオフロード仕様に改造された泥と埃と錆びだらけの車はどれも素晴らしい。
車のスピードを強制的に上げるため、口に含んだガソリンを直接エンジンの吸気トランペットに吐きかけてチョークするシーンも楽しかった。
繰り返すが「こいつ今頃何を言ってるんだ?」というお叱りはさておき、ジョージ・ミラー入魂の一撃は、100点満点の超お勧めアクション映画だった。
「怒りのデス・ロード」は最初から最後まで最高だったのだ!
オリンピックが退屈なので、今更ながら「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観た。
俺はマッドマックスは1作目が一番好きで、2作目「マッドマックス2」も悪くないが、思い入れのあったフォード・ファルコン改のV8インターセプターが映画の冒頭で破壊されてしまったのが残念でその後は興味半減でよく覚えていない。
そして「マッドマックス/サンダードーム」でこのシリーズは終わったと思った。
なので30年ぶりに新作が出来たと知った時も、マックス役がメル・ギブソンでないし全く興味が沸かなかった…「マッドマックスはカワサキ・Z1000のバーンアウトでしょ!」と思いながら、とりあえず「怒りのデス・ロード」を観た。
ターミネーター3の様に、俺の中にあるターミネーター2での思い入れを根こそぎブチ壊してくれるものだと思っていたら、最高に良かった。
相変わらず登場人物達と改造された車両は全て超個性的な独特の世界なんだけど、今回はコーマ-ドーフ・ウォーリアーというギター奏者が最高に気に入った。
こいつは演奏で戦いを士気高揚・鼓舞する軍楽隊および陣太鼓のような役目を担っており、軍用トラックを改造してスーパーチャージャー付きV8エンジンを搭載した「ドーフ・ワゴン」に乗って演奏しながら行軍する。
ドーフ・ワゴンの後部はドーフ・ウォリアーが4人編成で太鼓を叩くリズムセクションになっている。
ギター奏者は、ドーフ・ワゴンの前方に設置されたフロントグリル・ステージから伸縮ロープに吊るされた状態で火炎放射器ギターを操る…ネックの先辺りから火が出る。
メタルボディーのダブルネック・エレキギターで炎をまき散らしながらパワーコードでリフを刻む姿が勇ましく、伸縮ロープに吊るされるなどの過激なアイデアが凄く良くてマリリン・マンソンのギター版みたい。
ダブルネックは、上が6弦で、下がリバースヘッドの4弦ベース、弦の並びは一般的な右利き用のギターだけど、ネックが長く見えるのでひょっとするとスーパーロング・スケールかも。
ギターを弾くときはピックを使っている。
しかしベースは何故か指弾きだ!
ギターアンプやベースアンプは見あたらず、フット・ライトを設置したステージ後方がスピーカーの壁になっていて、ボックス、ラウド、ホーンスピーカー、サブウーファー、アクセサリーとしてトランペットなどの管楽器も取り付けられていて、重低音を戦場に轟かせる。
ギターサウンドはダウンチューニングのゴリゴリのドンシャリかなと思ったら、意外にミドル域を強調した一昔前のハードロック系の音で、パワーコードでリフだけを刻むには非力というか、ソロ系の音だった。
因みにメイキングビデオを見ると、このギターとスピーカー群からは実際に音が出ている!
ギター奏者は、普段は伸縮ロープにビョーンって吊るされて、ダレ~っと寝ている。
しかし戦闘が始まると飛び起きて張り切る!
炎をまき散らしながらギターを弾くのは勇ましいが、実戦は極めてひ弱でギターもマックスにアッサリ奪い取られてしまう…この辺りのキャラ設定もかなり俺好み。
ギター奏者は生まれつきの盲目で、何者かに襲撃され斬首された実母の頭部の皮を剥いて作ったマスクを被っている。
しかしマックスに殴られてマスクが剥がれてしまう。
マスクが取れてしまって怒り狂う!
ドーフ・ワゴン以外にも、次々と出てくるオフロード仕様に改造された泥と埃と錆びだらけの車はどれも素晴らしい。
車のスピードを強制的に上げるため、口に含んだガソリンを直接エンジンの吸気トランペットに吐きかけてチョークするシーンも楽しかった。
繰り返すが「こいつ今頃何を言ってるんだ?」というお叱りはさておき、ジョージ・ミラー入魂の一撃は、100点満点の超お勧めアクション映画だった。
「怒りのデス・ロード」は最初から最後まで最高だったのだ!
2021-08-05 23:43