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ゴルフ番組に没頭 [日記]

オリンピック開幕式




あと少しで東京五輪の開幕式が始まるという時、BSで女子ゴルフを見ていた。

ワンホール毎に1人脱落する方式で、誰が最後まで残るか?というルールで、大勢の有望な女子ゴルファーの若手が競い合う番組。

出場者にはプロテストに受かっていない人も大勢参加されていて、優勝賞金100万円を目指して頑張っておられた。

ラウンドが進む毎に、出場選手が短いインタビューで紹介されるんだけど、選手の数だけ様々なゴルフにかける思いがあった。

プロになれても即賞金を稼げる世界では無いみたいで、一見華やかに見える女子プロゴルフ界も競争の激しい厳しい世界だった。

団体競技なら負けてもチームの何処かに怒りのやり場とか、言い訳の持っていく所があるが、芝生の上で孤独に戦うゴルフは精神的に過酷だ。

未熟な選手のミスなどを、同行しているベテランのプロ選手が視聴者に判りやすく解説してくれるんだけど、要は「精度」らしい。

特に左右に打ち分ける精度は皆出来ているが、奥行きの精度が難しいらしい。

プロは風などの条件を計算して、沢山あるクラブの中から適切なのを選び、適切なフォームと力加減で正確な距離を打つ。

後は経験って感じで、勝負の流れの中で勝機をかぎ分けられる広い視野を経験で養うのがゴルフかなと思った。

例えば、1打目にロングを意識しすぎて力んでラフに打ち込んでしまうと、経験の浅い選手は一気にグリーンを狙うギャンブルに出てしまう。

ただ勝ち残る選手達は、バーディーを狙わずにパーで我慢のゴルフを続け相手のミスを待つ、言い換えればコース条件に左右されない浮き沈みの少ない安定したゴルフが出来る。

田舎の草レースで、一周だけならコースを熟知している地元の猿が速いけど、そこを何周も走るレースとなると精度の高い走りでタイアに無駄な負担を掛けないプロが勝つのに似ている。

どの世界も奥が深いな・・・と思って没頭して見ていると、いつの間にかオリンピックの開幕式が終わっていた。

五輪中継を一切見ないとは言わないが、余り興味も無いので1秒も早く終わって欲しいのだ。