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ONE PIECE STAMPEDE [ドラマ・映画・アニメ・漫画]

豪華で痛快




職場でスマホでNetflixオリジナル制作版のドラキュラとか、ホラー系のドラマを見ていると最初は面白いんだけど、どうしても「やってはいけない事をやってしまう」。

それをやると建物の中にドラキュラが入ってくるのに、周囲が制止しても「この人は大丈夫だから」と呼び入れてしまう。

誰も招き入れてはダメなんだ!

「どないするねん!」とか怒りながら見ていると、招き入れた男は、男の顔面の皮膚をはぎ取って自分の顔に貼り付けて変装したドラキュラだった!

「ほら!あかんて言うたやんけ!」と、腹が立つやら疲れるやら…仕事の何倍も疲れる!

でも、物語の進行としては馬鹿が招き入れないことにはハナシが先に進まない…だからコレは必要悪みたいなモノで観る側は忍耐で乗り切るしかない。

でも、年々歳を取ると、こういう「判ってはいるものの」という忍耐が効かなくなる。

この忍耐は、ホラー以外にも多い。

例えばテレビシリーズのアニメなどは「引っ張る」為に色々と展開するが、これにも相当の忍耐が必要になる。

引っ張りアニメといえば「ワンピース」だけど、毎回何も聞かずに走り出すルフィーや方向音痴のゾロは常に「今行くぞぉ~!」といつまでも街を走り続けて引っ張っているし、例えば死刑を宣告された義兄のエースを救い出すためにエースがいる刑務所に救出に向かう時などは、想定されている最悪のルートを、時間を掛けて延々と引っぱった挙げ句、最後は刑場まで行って海軍との戦争にまで発展する。

でもNetflixで観ると便利で、例えば新しい島を発見したウソップがいつものように犬夜叉の声で「上陸したくない」とボヤきだすと「ああもうウルサイっ!」と下にあるスライドバーで一気に飛ばす事が出来るが、これを毎週テレビで早送りも出来ずに忍耐で見るのは厳しい。

そんな忍耐が全く必要無く、最初から最後まで凄まじい勢いでストレス無く駆け抜けるアニメ映画が2019に公開された「ONE PIECE STAMPEDE」だ!!

ワンピースファンなら「こいつ今頃何言ってるんだ?」と思うだろうけど、まだ未見のファンには馬鹿政治やコロナ禍でウンザリしているストレスをルフィーが吹き飛ばしてくれる超お勧め映画だ。

この映画は原作かテレビアニメを最初から見ていないと楽しめないが、オールスターが夢の競演という感じで、速いテンポで爽快に駆け抜ける。

麦わらの一味はもちろん、麦わら傘下のバルトロメオやキャベンディッシュにトラファルガー・ローをはじめとする最悪の世代、王下七武海からは俺の好きなバギーにボア・ハンコックやゾロの師匠のミホークも登場。

海軍もスモーカーとたしぎを中心にほぼ全員が参加し、「敵味方が入り乱れて」活躍する所が強烈。

最終的にはルフィー、ロー、ルフィーの義兄で革命軍のサボ、ボア・ハンコックになんと海軍のスモーカーがタッグを組む、夢の超豪華キャスト。


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脇役も凄くてクロコダイルや、一瞬だけで残念だけど俺の好きなフォクシー海賊団まで登場する…ナミに怒られる所もオヤクソク。

通勤時などにスマホで3度は見直した。

この映画を見てしまうと、引っ張りまくりの本編はきつくなるのだ。