マッコリでゴキゲン

新大久保



オリンピック選手達は飲み放題なのに国民には飲食店での飲酒を禁じているのはイカガナモノか？と、緊急事態宣言が延長されているらしいが、我々は延長前に立てた飲み会の予定を変更せずいつもの御徒町に集合した。





しかし、驚いたことにネット確認すると「新型コロナ対策(○○件実施中)」とかの表示がありアルコールを出す店が多い上野～御徒町は全滅だった…酒を出さないらしい。

暫くスマホで情報を確認されたK長官は場所を変更する事を決め、我々一行は山手線に飛び乗り新大久保に移動した。

俺は、大久保通りを車で通過する事はあったが、新大久保駅で降りるのは始めて。

今から30年ほど前、まだ新大久保が韓国の街になる前に一度中央線の大久保駅で降りて知り合いと会った事があるだけで、横浜中華街ほどでは無いが韓国の街って感じなのに驚いた。





俺が知っている新大久保といえば・・・元プロレスラーのキラー・カーンさんの店が頑張っていて、当時メニューには無いカレーを亡くなった尾崎豊さんが好物だったりで好評だったが、カーンさんが自転車で歩行者とぶつかったトラブルなどで最近閉店した事位。

気温30度の真夏日の中、K長官の誘導である店に突入して落ち着いた。





メニューを見るが、何が何だかサッパリ判らない。

長官が適当に頼んだ韓国料理を片っ端から食べたが、驚いたのはどれも辛くないこと。





俺は何だろうが劇辛なんだと思いこんでいたが、どれも味付けは甘い。





その甘さの原因が判らないのが困ったが、韓国人旅行者が日本で日本食を食べると「チョッパリの食い物は塩辛くて口に合わない！」と言っていて、それを日本のネトウヨが「普段辛いのを食い過ぎて味覚が麻痺してんだろｗwｗ」と騒いでいるのを思いだしたが、確かに普段からこれだけ甘いモノばかり食べていると、日本食は塩辛くて食えない。

韓国料理も食べられない貧乏なネトウヨが間違っていて、韓国人旅行者が正しかった！

始めてマッコリという酒も呑んでみたが、これも甘い。

冷やしたのを小さなヤカンに入れてあるんだけど、一口呑んだだけで「これはヤバい酒だ」と思った。

冷えていて飲み口さわやかでグイグイ行けるので、呑みすぎて危険。

どぶろくと同じ発酵酒なので、呑みすぎると二日酔いが大変な事になる。

俺には始めて食べる珍しい食べ物ばかりだったが、特にキムチが美味しくて俺はキュウリのキムチが気に入った…甘いモノが多かったが、キムチはちゃんと辛かった。





どうやって日本に入国したのか謎だけど、新大久保はどの店も観光客で賑わっていた。

今回の顔ぶれは、コロナのせいで1年ぶりに勤務を調整して集まったので、呑めて良かったのだ。